前期高齢者まであと2年の僕が言うことじゃないかもしれないけど、と前置きして言う。
トップニュースがコロナ、関連企画もコロナのメディアにはうんざりする。
自分の中の世界を感知するセンサーが【間尺にあわない違和感】を嗅ぎ取ってしまう。
人によって、住んでいるエリアによって感じ方、恐れ方の差異が顕著な事象だと思う。
18万人ほどが陽性になって、半数以上が無症状で、9割以上が治る感染症って…。
なんて書くと叩かれること必至、欧米では死者が増えてるし、これくらいにしておこう。
僕も感染したら重症化リスク高い人なんで。
とにかく体調を崩さないように暮らして、嵐が止むのをじっと待つしかない。
(油断するとボーマンや鼻炎で体調を崩しやすい季節なので)
朝イチでナレーション録り立ち合い。
僕の担当としてはことし最後のナレ録りでした。
12月17日にして仕事納めて。(笑)
年賀状をチケットショップに買いに行くという名目で梅田へ行く。
インクジェット無地を40枚(一枚65円)で購入する。
青春18きっぷはフルセットで11650円が相場か。
この冬は26日からの帰省と街歩きでセルジオの分も合わせて4枚。
もういちど独りで帰省するかも。
ヒロか、あるいは今年と同じようにA部氏と日帰り旅をしたらさらに4枚。
合計8枚あればいい。
5枚のワンセットを購入、フリマで3回券を購入しよう。
駅前ビル地下の「たかはた」で昼ごはん。
ハンバーグ定食に珍しくおでん盛り合わせを追加してしまう。
ご飯は一杯分のみでしたが。
ハンバーグ定食600円なのに追加したら1100円になってしまった。
腹八分目がよろしいようで。
13時15分より映画を観る。
「燃ゆる女の肖像」@ステーションシネマ
ことしステーションシネマなのでICOCAで老人料金を支払う。
そこそこ入っていた。
今日は一番後ろの席で観た。
久々のヨーロッパ映画、たまにはブンガク的作品を観たいと思う。
ブンガク青年にあこがれるブンガクおじさん。
こういう映画を観たあとは自分がちょっと分別のあるそこそ知的な人間になったと錯覚する。
それがいいのだけど、そんな感想しか書けなくて情けない。
十分に18世紀フランスのブルターニュの離れ小島にトリップ出来ました。
ただ、少し寝た。
たまにそういう状況になってしまうことがある。
最初の島へ渡る小舟も、島の風景も、貴族の館も、眠くなる退屈なシーンではなかった。
映画の内容に関係なく予告編から問答無用で眠いときが年に何度かあるのだ。
中盤で寝落ちした。
気がつくとマリアンヌが盗み見しながら書いた肖像画にエロイーズがショックを受けダメだしする。
そこから復帰、もったいないことをしたが抗いがたい睡魔というのはある。
映画のせいではない。
果たして肖像画は完成し、マリアンヌは島を出て二人は別れる。
その後日談が哀しくて滲みる。
寝たくせに滲みた。
女性目線だったらもっと心動かされたのではないかと思う。
喪失感はときに快感でもある。
昔、ゴールズワージー原作の「サマーストーリー」という映画を神戸のミニシアターで観た。
そのエンディングは哀しく嗚咽しそうになった記憶がある。
それは男目線だったからだと思う。
島でのマリアンヌ、エロイーズ、そして下働きの(中絶する)ソフィの3人の幸福な時間。
そこに思い入れする女性の目線を想像すると、あのエンディングはもっと泣けるのかも。
18世紀フランスを舞台に、望まぬ結婚を控える貴族の娘と彼女の肖像を描く女性画家の鮮烈な恋を描き、2019年・第72回カンヌ国際映画祭で脚本賞とクィアパルム賞を受賞したラブストーリー。画家のマリアンヌはブルターニュの貴婦人から娘エロイーズの見合いのための肖像画を依頼され、孤島に建つ屋敷を訪れる。エロイーズは結婚を嫌がっているため、マリアンヌは正体を隠して彼女に近づき密かに肖像画を完成させるが、真実を知ったエロイーズから絵の出来栄えを批判されてしまう。描き直すと決めたマリアンヌに、エロイーズは意外にもモデルになると申し出る。キャンパスをはさんで見つめ合い、美しい島をともに散策し、音楽や文学について語り合ううちに、激しい恋に落ちていく2人だったが……。「水の中のつぼみ」のセリーヌ・シアマが監督・脚本を手がけ、エロイーズを「午後8時の訪問者」のアデル・エネル、マリアンヌを「不実な女と官能詩人」のノエミ・メルランが演じた。
2019年製作/122分/PG12/フランス
原題:Portrait de la jeune fille en feu
配給:ギャガ
このポスターの女性より、画家役の女性マリアンヌに惹かれた。
最初はキツい顔立ちの女だなと思って観ていたが、ポスターの女性エロイーズとの関係が深まると
じわじわと柔和で美しく、ときにカワイイ小動物系の表情を見せるようになる。
18世紀にも禁断ではあるが同性愛はあった。(古代から?)
最近ではオー・ヘンリーの「最後の一葉」の主人公の女性と同居人も同性愛カップルだったのでは
との見方もある。
クラシック音楽と打楽器と女声コーラスのオリジナル曲も不思議で印象的でした。
すこし知的レベルがアップしたように錯覚させてくれるのは、ある種快感でもある。
たまにはいい。
けど、こういうのは知的というのとは違うかな。
東西線で大阪天満宮へ移動。
ミツバチ珈琲の2階でセルジオと青春18きっぷ西三河旅の打合せをする。
初日は別行動、2日目は行き先を僕が決めることになる。
せっかく18きっぷがあるので乗ったことのない武豊線で半田へ行こうか。
半田は酒造りの街として有名で「國盛」「半田郷」という銘柄がある。
あすから一泊二日で播州と但馬へ小旅行。
姫路郊外の駅からカーシェアで砥峰高原や産業遺産や竹田城跡を巡る予定。
寒波襲来で積雪が心配だが、行けるとこまで行って危なそうならさっさと諦める方針。
泊まりはGo To で神河町のプチホテル。
一泊二日2食付き、じゃらんポイントを使うと二人で7000円以下になる。