師走、なので走る。
何の師でもないけど急がずに走る。
空が青い。
公園のナンキンハゼが紅い葉と緑の葉、葉が落ちた枝には桜の花みたいに白い実がつけている。
赤、緑、白と多彩なこと。
天は二物を与えず、というが人間にも二物を与えられた人がいるように才能に恵まれた樹木がある。
ま、これも人間の視点で植物はわれ感知せずなのだけど。
走りながら思った。
世は無常である。
これは世界の絶対真理。
平家物語は鐘の音に諸行無常を説き、吉田兼好は ゆく川の流れに喩えた。
この理は間違っていない。
分かっているつもりだったが…よいことはいつまでも続くと思いこんでいた。
それをわかりやすい形で提示してくれたのが2020年だったように思う。
希望は…またこの今も流れる川であり、元の水にあらずということか。
流れてくる水がよき水であることを願う。
なーんて年頭所感みたいなことを書いているが、走りながら聴いていたのは歌謡曲。
昭和アイドルが歌った冬の歌。
哀愁と孤独とぬくもりと淋しさが凝縮されている。
年間に歌手が新曲を4曲以上、季節ごとにリリースしていた時代に。
11月頃には冬の歌が出た。
木枯らし、暖炉、ストーブ、マフラー、コート、熱い紅茶、ぬくもり、別れの予感、クリスマス…。
天地真理「想い出のセレナーデ」、アグネスチャン「愛の迷い子」、山口百恵「冬の色」…。
🎵 あの坂の道で ふたり言ったさよならが いまもそうよ きこえてくるの
🎵 木枯らしに負けそうなの 背中にあなたの声が今も聞こえてる寒い空
🎵 あなたから許された口紅の色は からたちの花より薄い匂いです
そういえば、ジュリー沢田研二のソロデビューの曲「君をのせて」も11月発売でした。
冬を表す季語のようなものはひとつも無いけれど風は冷たくて乾いているような気がする。
風に向かいながら 革の靴を履いて 肩と肩をぶつけながら 遠い道を歩く
ああ、昭和の少年はいまやジジイになって師走の日本をとことこ走っている。
写真はすっかり葉を落としたプラタナスの並木。
午後から編集チェックで出社。
コロナ感染者増で騒がしい大阪、通勤電車は普通に混んでいる。
帰りのJR東西線の車内でとんでもないことに遭遇したのだがこれもまた別記事にアップ予定。
(てのことを書いてもなかなかアップ出来ませんが)
尼崎で途中下車、ユニクロでネット購入したパイルソックスを受け取る。
お気に入りの厚手のソックスで一時期廃番みたいになってたのでこの機会にストックしておく。
秋〜冬〜春はこれ一択です。
同じキューズモールのフードコートにあるリンガーハットで長﨑ちゃんぽんミニと餃子3個セット。
ちゃんぽんは野菜もとれていいのだけれど量が多いのでミニサイズは有り難い。
今月のテーマは睡眠をしっかりとって朝をベストコンディションで迎える。
そのためには就寝前をていねいに過ごすこと。
きょうはお酒を抜いて、グンゼスポーツの風呂へ行き、ストレッチをしっかりして、
歯を磨いて、少し読書をして、早めに布団に入る。