朝から雨、これは予報通り。
うだうだといつまでも寝ていたら「そろそろ起きてよ」と言われた。
時計を見ると9時半、いい加減に起きないとね。
体重は70.65キロ、昨日から250g減っている。
目標まで650グラム、これを明日中に達成せねばならない。
対戦相手のI田が敗北宣言、掟破りだが明朝10キロほど走って計量するか!
…とボクサーみたいなことを考える。
齢を考えて行動しましょう。
午後は芸文センターでクラシックのコンサートがある。
「ザ・チャイコフスキー」@兵庫県芸術文化ホール KOBELCO 大ホール
ヒロがことし2月に一人で聴きに行ったヴァイオリンのソリストが芸文の管弦楽団と競演する。
実は何も予備知識の無いまま承諾して今日に至る。
大ホールのB席1000円を狙ってたそうだが売り切れでA席3000円を購入したそう。
B席は4階最後列とサイドのバルコニー席の一列のみ、あとは全てA席だ。
つまり一階最前列も、4階3列も同じ料金なのだ。
僕らが買えたのは4階の2列だそうです。(笑)
まあ、でも、コロナの影響で一席とばしなので居心地は悪くない。
だって隣りに太って鼻息の荒い奴とか、ごそごそと落ち着きのない奴がいないし、
無益な肘掛けバトルをしなくてもいいのは気持ちが落ち着く。
このシステム嬉しいな。(主催者には申し訳ないけど)
雨の中、傘をさして歩く。
🎵しょうがない 雨の日はしょうがない なんて口ずさみながら。
夙川から一駅、西宮北口まで傘をささずに行ける芸文センターです。
4階席、何度かここで聴いた。
内田光子も4階だったと思う。
それでも12000円くらいしたと記憶する。
開演前に席からステージを撮る。
この手の大ホールは東京のサントリーホール、大阪のシンフォニーホール、フェスティバルホール
くらいしか行ったことがないけど、ここが一番好きです。
2曲を休憩無しの演奏でした。
一曲目がソリスト木嶋真優さんの入る「チャイコフスキーヴァイオリン協奏曲二長調op.35」
テーマを聴いて、ん? どこかで聴いたぞと。
そういえば…映画「オーケストラ」でヴァイオリニスト役のメラニー・ロランが演奏した曲だ。
ソリストの入りがジプシー(ロマ)っぽいのだった。
超絶技巧(そう思える)、そして劇的に、英語で言えばドラマティックに盛り上がる曲。
2010/5/12 若葉寒(わかばざむ)の一日 - ぷよねこ減量日記 clasic 2009/5-2016/1
4階席から見てるのでオーケストラ全体が見える。
意外と面白い。
オペラグラスを持っていったのでアップで見渡す。
フルートの女性二人がいい。
一人は西洋人で、一人は日本人。
日本人は二十代で女優の蓮佛美沙子似(?)、普通に可愛い。(失礼な表現かな)
2曲目は交響曲、シンフォニーでした。
フルート隊にもう一人、年配の演奏者が加わる。
いや、その彼女は小さなフルート、ピッコロに持ち替えていた。
チャイコフスキー交響曲第4番、ピッコロので出番はなかなかない。
第1楽章、第2楽章ともに彼女は椅子に座っているだけ。
お行儀良く坐っている。でも、退屈そうだ。
第3楽章の途中からピッコロを手にした。
いきなり独奏か?
20分以上も吹かなくていきなり独奏。
しばらく声を出さずにいきなり指名されたりすると声が裏返ったりするけど大丈夫なのか?
ずっとオペラグラスで見ていたので保護者のように心配してしまった。
が、問題なく小鳥の鳴き声のような可愛いピッコロの音色が響く。
よかったね。
このあたりの管楽器の感じ、ヒロはリボンの騎士のオープニングテーマみたいと言う。
こびとのチンクが吹くメロディー、あれはピッコロだった。
変化に富んで愉しいシンフォニーでした。
他にも4階から見渡すと…パーカッション隊も面白い。
シンバルの兄ちゃんとトライアングルのおばさんもじっと坐っている。
トライアングルのおばさんは坐っている間はずっとマスクをしていた。
でも、出番になるとマスクをとる。
晴れ舞台なのだ。
僕なんかの素人はあれくらいならバイトがやればいいなんて思ってしまう。(失礼な!)
あの人たちはパーカショニストで普段はいろんな打楽器(マリンバなども)の演奏家らしい。
帰りに西宮ガーデンズへ寄る。
佐々木さんへの新米のお礼にアンリからフィナンシェを送る。
ヒロが3000円以上なのに送料をとられたと憤慨。
近所の直売店だと無料だそう。
デカトロンで彼女のレインハットを買おうとするも大きいサイズしかない。
機嫌を損ねて帰りはほぼ会話無し。
いいけど、勘弁して欲しいな。
雨に濡れたキンモクセイを撮ったりして黙して歩く。
帰ったら西の空が茜色に染まり、ヒロの機嫌も直る。
帰宅して気になっていたピッコロの彼女をググってみた。
芸文センター管弦楽団のコアメンバーで三原萌さん、丹波篠山の出身。
独奏も聴けます。
もう一人のフルートはイタリア人のフランチェスカ・ブルーノさん。
とにかく明るいと紹介されている美人です。
彼女、演奏もかなり情熱的な感じでソリストじゃないのにいいのか?と心配してしまいました。
いいんです。(笑)
次にこのオーケストラを聴きに行く時も注目の二人です。