コロナの時代と言われる。
ビフォーアフターで世界が変わるという論調がメディアでは主流で、
この厄災をチャンスにして世界は人は変わらなければいけないと論じる。
正直なところ、少なくとも僕が持っている感覚はちょっと違う。
そんな前向きではないというのが本音。
「コロナを機会に時代を変えていこう！いや、変わらざるを得ないのだよ。」
という波には素直に乗れないでいる。
トシのせいだろうか、積極的にニューノーマルに与したくない自分がいる。
そもそもニューノーマルという概念を胡散臭いものだと思っている。
変わるところは変わるだろうし、変わらないところは変わらない。
変わることがいいことばかりではないし、
この機会に今までのことをチャラにしようとしてる人たちがいることも見過ごせない。
そういう意味で僕は保守（頑固）なのだと思う。
３ヶ月ほどコロナ自粛を過ごしての心境はこれだ。
ただ嵐の通り過ぎるのを避難所で待っている。
たまたま読んでいる遠藤周作の「宿敵」という小説の主人公 小西行長は悩める人だ。
堺の商人の出自と武士としての今、そしてキリシタンとしての生半可の矜持と、
主君である秀吉や終生のライバル加藤清正との関係に苦しめられ受難の人生を送る。
その行長の人生の向き合い方がまさに 嵐の通り過ぎるのを待つ なのだ。
共感できる。
経験上、あくまで個人的な経験で、人は忘れる。
いとも簡単に忘れる動物だと思う。
言ってしまえば、1.17も9.11も3.11も忘れつつある。
コロナ禍中においては否定されるのを承知でそう思う。
池澤夏樹は3.11に思ったことを強い言葉で書いた。
あの時に感じたことが本物である。
風化したあとの今の印象でものをかんがえてはいけない。
（「春を恨んだりしない」より）
相反するようだけど、いまはこの言葉を胸に刻んでおきたい。
2020年のこの嵐は激しくなくとも強くて静かな嵐だと思う。
少ないことを心に刻んで、少しだけ変わりたいと思う。
石垣島のミネーロもライブハウスを再開した。
奇しくも同じ石垣島のカメラマン氏がこんな投稿をしている。
島の住民が「島には来ないで」を拡散したのかはずっと疑問だった。
カメラマン氏は書いている。
コロナを少しでも軽視する発言は
叩かれるから言えないと
だから恐怖を煽るテレビに
疑問を感じる人は黙る
ぶっちゃけ日本中の大半の方が
同じ思いでいるのではないでしょうか
と言いながら
叩かれるのを恐れております(汗)
午後からの行動録。
今津のスポーツオーソリティでオーダーしていたガスランタンを引き取りに行く。
格安の品をメルカリでゲットしたポイントで購入できた。
ついでにデスクトップでの映画鑑賞のためのキャンプチェアを試す。
小川テントのハイバックチェアというのがいい。
ついでにコーナンでホワイトボードのマーカーやワックス機能のあるお掃除シートを買う。
西宮駅で定期券を買う。
今回は一ヶ月（9240円）にしておく。
先が見えないからね。
ほぼ２ヶ月ぶりに西梅田で散髪。
今回は白髪ぼかしはしなかった。
散髪のあとはデフォルトで駅前ビルの立ち吞みへ行く。
普通に混んでいる銀座屋。
大声で話すグループ客がいるいつもの日常。
一人では飲まない。
一人では飲めない。
そういう人が多いのだろうな。
団体さんで飲むのはこの機会に止めて欲しいことの一つ。
とにかくやかましい。
コロナの密とはまた違う嗜好の問題。
時間帯を選べばいい。
グループ客に背を向け、瓶ビール一本とハムエッグといかフライで独酌する。
午後６時台、ＪＲの帰りの電車が混む。
この日常は要らない。
たぶん飲んで帰る人がまだ少ないからこの時間が混むのだろう。
座れないし、空いてても無理に座りたくない感じ。
ドア付近に立つ。
次々と乗ってくる。
乗ってくるな、とは言えない。
嵐の過ぎるのを待つ。
夕食は両面焼きそばに目玉焼き。
グンゼスポーツも今日から再開した。
いつものように夜10時にプールで歩こうと行くも駐輪場に自転車が一台もない。
時短営業で22時までらしい。
スポーツジムは再開したけどプールと風呂場以外はマスク着用らしい。
マスク着用してウエイトトレーニングやストレッチは正直したくない。
それ以外にも器具を使うたびにアルコール消毒など決めごとも多いだろうし。
この機会にアクア会員へ変更、ロッカーは解約しよう。
嵐の過ぎるのを待つ。
