ぷよねこ減量日記 since 2016

結果が、最初の思惑通りにならなくても、そこで過ごした時間は確実に存在する。そして最後に意味をもつのは、結果ではなく、過ごしてしまった、かけがいのないその時間 である。 (星野道夫)

2020/03/19 Fri. 県境閉鎖

いつもの春なら…今朝は甲子園球場へ行っていた。

予定通りならセンバツの開会式が行われて新聞には「球春」の文字があるはずだった。

2011年3月、震災があった。

ある意味、高揚した気分の勢いで、その年注目されたセンバツ開会式のスタンドへ行った。

以来、センバツ開会式は春の恒例となっていたが9年でストップした。

かくして別件で日常はゆらぐ。

 

朝イチでナレーションの手直し。

出勤、ディレクターの代わりにナレーション録りを終えて、搬入までを済ませる。

3時過ぎ、会社を出てクラスター地帯の京橋で昼食を探す。

折しも初夏の陽気、南国の日射しが路地裏にふりそそぐ。

瞬間、立ち吞みしたいと思った。

昼の光を浴びてグビグビしたい。

となれば裏京橋の立ち吞み小路だろう。

(裏京橋、立ち吞み小路なんて呼称はありませんけど…)

岡室、七津屋、多聞と激安人気店が並んでいるエリア。

ちょっと前に多聞が閉店して今は「庶民」という店になっていた。

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七津屋のカウンターがボクを呼ぶ。

 

お昼の3時過ぎでも岡室直売所はそこそこ混んでいる。

隣の七津屋のカウンター、開け放しになっていて空いていた。

ハイボールのダブル(350円)と串カツ2本。

ぐびりとハイボールを飲んで日当たりのいい路地を見て、またぐびり。

春の日、スペインのバルで飲んでいるような、

あるいは那覇の市場の店で飲んでいるような、

ボルネオのコタキナバルで飲んでいるような、

なんだかよくわからない記憶を呼び覚ましながらまた一口。

しあわせである。

「アジフライ、だしで」と注文する。

この店のフライものを注文すると必ず聞かれる。

「ソース? だし? 」

ソースと言えばウスターソースがかかっている。

だしと言えばおでん鍋のだしをかけてくれる。

醤油がいい人はカウンターに置いてある醤油をかける。

僕はこのおでんだしをかけたフライものが好きだ。

アジフライはやコロッケや白身フライは100円。

もう一杯レモンチューハイを追加。

おでんの平天、ハムカツでしめて1080円の昼酒でした。

この時間帯は常連客ばかりらしい。

カウンターに兄ちゃんは客の姿が見えた瞬間にその人の注文するであろう酒を用意する。

瓶ビール大瓶とかフライング気味にカウンターに置くのだ。

二杯飲んだので〆で京橋うどんの立ち食い。

 

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数年前の七津屋、ちょうど3月に飲んでた。

 

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京橋商店街アーケードの入り口に…!

 

早めに帰宅して少し眠る。

夕方5時から図書館(閉鎖中)で本を返し、借り、歯科クリニックへ行く。

次回は入れ歯の作り直し。

また一本自分のカラダから一部が失われ、二度と戻らない。

 

ニュースで明日からの3連休は大阪と兵庫の行き来の自粛要請が出る。

クラスター感染の可能性をわずか 0.01% でも減らそうという意図ならわかる。

封じ込めにはほど遠いと思うけど、まあ今やることは全てやるということなのだろう。

この2府県は広島と岡山、富山と新潟、秋田と岩手とは違うので無理なんだけどね。

首都圏で言うと東京と千葉、埼玉、神奈川みたい。

わかるけど感情的に逆なでされる物言い。

特に維新系の首長らの醸し出す空気は嫌悪感しかない。

煽らず、おだやかに、理性的に話せば印象が違うと思うのだけど。

自分に酔っている感じ。

明日も大阪へ行くけどね。