尾道から三陸の大槌町まで。
女子高生のロードムービー。
生き残ってしまった人々のかなしみ。
主人公の女子高生ハル訳のモトーラ世理奈がめちゃリアル。
この娘は本当に津波で家族をなくしてひとりぼっちになったのだと思っていた。
ほとんどしゃべらない演技は難しかったと思う。
3.11震災ものとしての感動売りとか押しつけがましさは皆無。
静かで強いメッセージ、観るものに委ねられている。
ほとんどしゃべらなかった彼女がラスト10分…。
脇役もいい。
三浦友和も、西島秀俊も、
この手の映画によく出る篠原篤(「恋人たち」)や石橋けいらも。
西田敏行の押さえた福島弁の演技がいい。
こんな人いるよなあ。
西田がこたつに入り日本酒吞みながら歌う新相馬節に落涙しそうになる。
ハァー 遥か彼方は 相馬の空かよ ナンダコラョート
相馬恋しや 懐かしや ナンダコラョート
ハァー ほろり涙で 風呂焚く嫁ごよ ナンダコラョート
煙いばかりじゃないらしい ナンダコラョート
8時起床。
雨が降っている。
9時から近所の歯科クリニックへ行く。
4ヶ月に一度のチェック。
以前から上の義歯を支えている歯がほぼ抜けている状態なので、
計画的に次の段階の義歯を作っておかないと歯抜け状態になってしまうと言われていた。
つまり、歯があるうちに前もって次の義歯を作る〜歯を抜く、即その義歯を入れるという段取り。
抜けてからだと義歯の制作期間が辛いことになると。
決断する。
きょうは歯形をとる。
失ったものは仕方がない。
最善を尽くそう。
番組の記事化を試みる。
クオリティを割り切れば、それほど時間をかけないで紙芝居化することは可能か。
局へ出て、2月の勤務希望などを提出。
映画館を出ると雨が止んでいた。
風が強く寒い。
寒いがネックウォーマーをすれば問題ないくらい。
まだ冬の本気ではない。
駅からの道、途中でまた雨に降られる。
夜、強風が吹き荒れる。
暴風警報とか、大雨警報とか。
春先の空だ。
いやな感じ。