朝、外は暗くて風が強い。
8時起床、ちょっと身体が重い。
午後に録るナレーションを完成稿にしたあとで日記を書く。
老化へ徹底抗戦だ、と書いた昨日の日記を読み返す。
ま、徹底じゃなくてもいい。
生きてる健康を実感できるほどには抵抗しよう。
週刊ひがしおおさかのWEB記事をコピペしてアップする。
走らなかったけど阿部氏がやっているというラジオ体操を試しにやってみた。
なるほどこれはいい。
動的ストレッチだ。
朝昼兼用食は味噌汁の代わりに生姜のきいた鳥団子と豆腐とねぎの小鍋。
寒い日には嬉しいメニュー。
呑める惣菜だ。
予定より早めに出る。
録音スタジオに入る前にリンクスあたりを歩く。
街はクリスマスモードに突入している。
ナレーション録りの順番は最下位。
他はバトスタの打合せがあるので僕が残ってミックスダウンのチェックをする。
待ち時間が2時間半ある。
リーブルにはちょうどいい時間帯の映画はない。
リンクスの地下の食堂街を物色。
昼吞みを謳ったカウンターの店もある。
まるで縁日のような、まるで大学祭のような。
ちょっと落ち着けないし、価格も高め。
新梅田食道街へ転進、さらにホワイティー梅田方面へと進行する。
串カツのヨネヤもいいなと思ってたら新しい立ち吞み屋があった。
メニューを偵察すると安い。
「直福(なおふく)」とある。
ゆずハイボール(290円)と目玉焼き(110円)とハムカツ(290円)
この店は落ち着ける。
奈良の貴仙寿(380円)と揚げたて薩摩揚げ(380円)追加。
300円の3種盛り合わせあたりを組み合わせたらセンベロ価格ですね。
まだ時間が余るので無印良品あたりを巡回する。
店内で流れている静かなワールドミュージックのCDがあった。
朝の日記を書くときに合うかもしれない。
大阪マラソンで取材したスイス人、シモンさんのおじいちゃんの貧乏だった頃の話を聞いた。
ポストマン、郵便配達人だった。
ズボンは一つしか持ってなかったそうだ。
僕らの子供の頃にはそんな同級生がいた。
目黒考二も「中年授業」で昭和30年代当時に住んでいたアパートについて書いていた。
6畳一間に家族4人なんて今では考えられない。
スイスも日本も貧乏だった。
国民の大多数が貧しければそれは気にならない。
だから耐えられた。
納得できない格差は心も貧しくする。
録音スタジオへ戻って少し待つ。
待ちながらamazonでラジオ体操のCDを買う。
コース紹介の動画でナレーションとんでもない間違いを発見する。
これを御堂筋銀杏問題として記録しておこう。
午後7時前、さすがにシンドイのでタクシーで局へ戻る。
ディスクを届けてそそくさと帰宅。
このところ自分の振る舞いを表現するのに、“そそくさ” の頻度が高い。
もう少し立てば悠揚迫らざるというステージになるはずだが今は“そそくさ”というステージか。
周りの主要勢力に配慮して邪魔にならないように振る舞うと“そそくさ”となる。
帰宅後、半膳のごはんでハヤシライスを食べる。
200mlの保温ボトルでホットウイスキーを飲む。
amazonプライムのドラマ「モダン・ラブ」のエピソード2を観る。
数日前に寝落ちした。生島淳お気に入りの話とのこと。
あのとき別のバスに乗っていたら今ぼくは誰とどこでどんな暮らしをしているだろう?
永遠に語られるもう一つの人生 “たられば”ストーリー。
でも、ありふれて、切ない、で終わらないのは主人公の決断に説得力が宿っているせいだろうか。
わずか30分ちょっとのドラマなのに観る者に多くの余韻を残す。
涙は出ないが泣いてもいいかなと思えた。
いや、まいったな。