朝起きたら膨満感は消えていた。
この年齢になってからだけど、僕の場合、胃腸の消化不良や体力減退のときには膨満感となる。
内田樹先生が書いていたことを思い出す。
中年すぎてからの病気というのは
「他が全部健康で、特定の器官だけが単独に機能低下する」
というものではなく「身体のシステム全体」が失調すると、
その「最も弱い環」から切れ始めるという仕方で発症するものである。
(内田樹『おじさん的思考』角川文庫より)
「最も弱い環」が胃腸なのだろうか。
胃腸って大事だと弱ってから痛感する。
体重が落ちて嬉しいなんて思ってたこともあるけど反省してます。
元気、というのは半分以上は胃腸のことを指す。
胃腸に、消化機能に不具合があると全くやる気が失せる。
これは気力では補えない。
(もとより気力には自信がないけど)
アントニオ猪木も言ってる。
元気があればなんでも出来る と。
まだ回復途上なので無理はせず安全運転で過ごす。
ずっと観たかった映画を観に行く。
半年以上前から予告編がアップされるたびに期待に胸膨らませていた。
(胸膨らませるという表現は若者だけに許されるのだろうかと書いて疑問に思う
とにかく楽しみにしてたわけです。
なんせあの「地球最大の決戦」がハリウッドリメイクでよみがえるのですから。
TOHOシネマズ西宮で観ました。
いやあ、良かった。
つっこみ処はガスが噴出する火口湖のようにボコボコと5分に一度くらい沸いてきたけど。
それもこみで僕ら夫婦は楽しめました。
脳内補正無用の3Dアニメだけどこれくらい怪獣バトルを見せてくれたら満足です。
作品としての評価? 別にどうでもいいかもと思わせる。
そう思う人は期待してるものが僕らとは違ったとしか言えない。
終わってから二人でツッコミポイントを挙げていくとキリが無い。
時間が経つのが早いこと早いこと。
夫婦円満ムービー。
スターウォーズマニアみたいなものか。
芹沢博士はなぜ自分の命をかけねばならなかったのか?
その必要はあったのか?
なぜ周りはその英雄的行動を止めなかったのか?
「あ、止めないんだ」と。
で、結局は爆弾にタイマーをセットするなら逃げられたのでは?
結局、チャン・ツィーとハグしたかったからじゃないのか?
チャン・ツィーは良かった。
ショートカット萌えも。
でも、彼女は「主役はゴジラというのはわかってます。でも、今回は必然性のある役だから」
と出演したとインタビューにあるのだれど、必然性あったのかな?
双子だったというのも写真だけで、モスラとの関係性がイマイチよくわからないし…。
楽しいつっこみどこ映画です。
今日のハリウッド版見て、この写真を見るとデパート屋上の着ぐるみショーに思えて笑ってしまう。
(デパートの屋上ってのも消えてしまったね)
けど、これは確実に僕らの心をつかんだ映像だったのだ。
これに比べたらハリウッド版にはなんでも出来ちゃう金持ち二世的な悲しみさえ感じてしまう。
どうですか、この潔いアナログっぷり。
たまにはデジタル配信じゃなくてLPレコードの音が聞きたいよね。