ぷよねこ減量日記 since 2016

結果が、最初の思惑通りにならなくても、そこで過ごした時間は確実に存在する。そして最後に意味をもつのは、結果ではなく、過ごしてしまった、かけがいのないその時間 である。 (星野道夫)

2019/6/7 雨に咲くヤマボウシ

ひさしぶりの本格的な雨。

このところ山登りの予定がないので心落ち着いて雨を迎えられる。

涼しくて、気分もしっとりと潤い、嫌いじゃない。

能勢の山空海温泉に行くにはこんな日は最高だと思う。

きのうこの一週間の予定を事前に立てる。

計画は一生をかけての趣味みたいなものだ。

予定を立てた時点で満足する自分がいる。

そんなことを作家の宮下奈緖さんも書いていた。

寝坊した朝は最初に予定を修正する。

たいていは1時間ずらすことで事足りる。

出来なかったTO-DOを先送りにするのは多くても1つまでにする。

2つも3つも先送りにするのは避けたい。

それくらいはガンバレと思う。

 

きょうはきのうの夜に思い立って映画を見る予定を入れた。

これは時間が決まっているので動かせない。

ある意味都合がいい。

今日の予定の柱になる。

 

午後イチで雨の止み間に自転車で出る。

途中で降られる。

JR尼崎駅前の歩道にヤマボウシの鉢植えが並んでいた。

満開だ。

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ハナミズキにも似た花が雨に濡れている。

3年前だったか、4年前だったか松本市内の公園にヤマボウシが咲いていたのを思い出す。

あれは初夏の晴れた朝で、ヤマボウシのたたずまいは爽やかで気持ちいいものでした。

雨の日のヤマボウシも悪くない。

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九州 長﨑の九千部岳にはこの季節、山全体にこの花が咲くという。

一度、行ってみたいけどなかなか機会がない。

ヤマボウシ満開の九千部岳

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ふと思い立って、トレーラーを見て、観に行こうと思った。

そうそう、9月でDJ引退を表明したヒロ寺平が紹介してたのだった。

長いタイトル「クローゼットに閉じこめられた僕の奇想天外な旅」@MOVIX尼崎

6回見たので無料クーポンが使える。

上映開始の日、昼13時35分の回、客は15人前後でした。

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世界30カ国で販売された人気小説「IKEAのタンスに閉じこめられたサドゥーの奇想天外な旅」を映画化し、クローゼットに閉じ込められたことから世界を巡るはめになったインド人青年の顛末を、「人生、ブラボー!」のケン・スコット監督が描いた。インドの貧困地域で育った青年アジャは、母の死をきっかけに1枚の偽札を持って憧れのインテリアショップのあるパリへやってくる。ひょんなことから閉店後の店内で一夜を明かすことになったアジャだったが、入り込んだクローゼットがそのままトラックで搬出されてしまう。そこからアジャは、世界を巡る奇想天外な旅に巻き込まていく。主人公アジャ役は、インドのスーパースター、ラジニカーントの娘婿にあたるダヌーシュ。アジャが各国をめぐる旅の中で出会う人物たちを、エリン・モリアーティ、ベレニス・ベジョ、バーカッド・アブディ、ジェラール・ジニョと国際色豊かなキャストが演じている。        (映画.comより)

 

原作はフランスの作家で通勤中にスマートフォンで書いたらしい。

こてこてのインド映画?ではない。

フランス・アメリカ・ベルギー・シンガポール・インドの合作だという。

原語はヒンドゥーではなく英語です。

その分、香辛料が薄れている。

 

久々の表現ですが、あと味のいい“チャーミングな映画”でした。

世界は米中だけじゃない。

日本と北朝鮮なんてほんの一部に過ぎない。

この手の映画を見ているとそんなことを思い知らされる。

ドタバタ感は1960年代のクレージーキャッツの映画を見てるかのよう。

イギリスの出入国管理事務所かに詰めている警察官がいきなり歌いだし、踊り出すのは笑った。

なぜか主人公とソマリアの違法難民たちはチャーター機でスペインのバルセロナに送られる。

これってイギリスとスペインの間になんかあったのかなと匂わせる展開。

スペインだって困る。

難民達たちは空港に閉じこめられ強制労働みたいなことをさせられる。

「パリ空港の人々」を思い出す。

イタリアのローマではひょんなことから大女優とデートする。

トレビの泉でコインを投げるシーンがある。

後ろ向きでコインを投げ込むとふたたび訪れることが出来るという。

僕はトレビの泉へ1981年、1985年、1990年に行った。

最初に2回はコインを投げた。

1990年に行ったときは投げなかった。

もういいかな、と思ってたからだ。

で、結局ふたたび訪れることはなかった。

閑話休題。

ローマではインド味全開のダンスが炸裂する。

見ている側の欲求が満たされて実に気持ちがいい。

主人公は結局インドへ戻って教師となる。

 

 

パリではアメリカ人女性マリーと出会う。

エリン・モリアティーという女優さん。

この写真はイマイチだけど惚れてしまった。

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ウチは貧乏だと不満を爆発させる少年に、母親は「こうやって家族で食事できるだけで幸せだ」と一喝。そのとおり! 日々の小さな幸せを当たり前だと思ってはいけないのだ。ついつい忘れてしまうんですよ。はあ~、自分の欲深さを反省。  (「滝藤賢一の映画独り語り座」より)

 

眼鏡を新調する。

手前がランニング用の軽量柔軟フレームも遠近両用、奥が読書&パソコン用。

老眼が進んで特に読書がつらくなってきたので度を強めた。

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夜、上半身と体幹中心のジムトレへ行く。