甲子園のライトスタンド(春はことしも無料)にて。
右の子は2011年以来、9年連続9回目の甲子園センバツ開会式です。
ヒロは体調不良からことしは回避。
ひとりで毎年のように自転車でライトスタンドへ向かう。
今津小学校のオオシマザクラが咲き始めていた。
けど、まだ肌寒い。
夏の大会は外野席有料になったけど春はまだ無料でした。
売り子の女の子たちがビールいかがですか!と声をかけるがほぼ反応なし。
辛いね。
思わず芋焼酎のお湯割りを買おうかなと思ってしまう午前9時の開会式。
入場行進、去年は大会歌「今ありて」だったけど、今年は「世界に一つの花」と「どんなときも」
平成を意識しての選曲らしい。
9年連続9回目のセンバツ開会式。
初めて開会式に来たのは2011年、地震と津波の年だった。
震災から2週間も経ってない3月23日だった。
なんだか気分がふさいでいたから自転車の距離にあるこのイベントに参加してみたいと思った。
開催の是非はともかく、ここにこれだけの人が全国から集まっていることに思いがけず震えた。
選手宣誓に鳥肌が立ち、阿久悠作詞の大会歌「今ありて」に涙腺をゆるませた。
新しい季節(とき)のはじめに 新しい人が集いて
頬(ほほ)そめる胸のたかぶり 声高(こわだか)な夢の語らい
ああ 甲子園 草の芽 萌え立ち
駆け巡る風は 青春の息吹か
今ありて 未来も扉を開く
今ありて 時代も連なり始める
歌詞が胸に食い込むようだった。
この日が来るたびに思い出す文章がある。
あの時に感じたことが本物である。
風化したあとの今の印象でものをかんがえてはいけない。
池澤夏樹「春を怨んだりしない」
人は忘れる。
必ず忘れる。
糖尿病で入院して懲りて生活習慣を見直して血糖値を下げた。
あれから14年、去年、また上昇させてしまった。
規律はゆるむ。
必ずゆるむ。
あの時に感じたことが本物である。
年に一度はその気持ちを思い出すこと。
思えば…日本が曲がりなりにも戦争せずに繁栄できたのも努力の継続、そして、奇跡の巡り合わせ。
何度でもある一定のタイミングで思い出すことは単純ではあるが確実な防衛策なのだ。
ことしはヒロといっしょじゃなかったけど、これからもセンバツの開会式というタイミングで、
思い出すという作業を面倒がらずに続けたいと思う2019年でした。
大阪桐蔭は秋季大会で奮わず、たった二人の前年優勝校の入場でした。
前年の準優勝 智弁和歌山は晴れて準優勝旗と地区大会優勝旗を手に入場。
おなじみの顔ぶれも。
選手宣誓は広島 広陵高校の主将でした。
いいかげんに選手宣誓をスピーチの場にするのは止めた方がいいと思う。
「正々堂々と戦うことを誓います」
短く決まり文句を言えばいい。
高校生に日本の平和とか復興とかを押しつけるなと思う。
一塁アルプスは広島の市立呉高校の青があざやか。
なんと、呉のトップバッターは塩田!
秋季大会は4割越えの俊足好打のリードオフマンらしい。
第1打席だけ見ていこう。
打った!
残念ながらセカンド正面でした。
帰宅して続きをラジオとネット配信で見る。
朝食後、眠くなって和室で横になる。
そのまま3時間近く眠ってしまう。
ポンコツだな。
夜はフカヒレ雑炊。
今月4回目の筋トレに行く。
たまたま使ったロッカールームが…51番。
帰宅後、amazonプライムで途中まで観ていたドラマ「dele」の6話と7話を観る。
昼寝したので深夜まで眠れない。