朝と夕のあったかメニュー。
朝は湯葉あんかけ、夕は味噌煮込みうどん。
朝は京都、夕は尾張です。
くろねこからメルカリ便を発送する。(着なくなったセーター)
その帰り、国道43号線の向こうに夕日が…!
雑然とした街に沈む太陽。
脳内に「太陽にほえろ」のテーマソングが流れて来た。
ふと思う。
「太陽にほえろ」ってずいぶんなタイトルだよね。
誰が、何を、ほえたのだろうか?
夜、玉戸翁より電話がある。
先日、我が家で今年のブーム、夫婦とも部屋着としてお気に入りのユニクロのフリース。
激安になっていたので玉戸さんにともう一着買ってゆうパックで送ったのだ。
そのお礼の電話だった。
意気軒昂という感じだった。
「ありがとうな、年下からこんなもの送ってもらっての初めてだよ」
玉戸さん、いつもよりハイテンションだった。
聞けば…
「オレなあ、ここんとこ鬱(うつ)だったんだよ」
「なんかあったんですか?」
「東京の友だちが朝起きたら死んでてなあ、それだけだったらあれだけど、
オレ民生委員してるだろう、その仕事で独居老人のとこに弁当届けてたんだけど、
そこの人はあんまり話をしない人で、玄関先に置いたりするくらいだったんだけど、
その人の弁当がそのままになっててなあ。
死んでたんだよ。
そんなときにシオダから、こんなものが送られてきたんでなんか嬉しくてなあ」
「泣きましたか」
「あほ、泣いてないよ。何言ってんだ」
たぶん、泣いたね。
亡くなった人は玉戸さんより年若だったらしい。
どんな死に方が聞かなかったけど、朝起きたら死んでた、というのはある意味理想ですね。
そんな理想的に眠るようには死ねないだろうけど。
フリースは毛足の長いファーフリース、あったかいよ、といたく気に入ってもらえたようだった。
ユニクロのオンラインショップを見たら、同じ色のものをスノボの平野歩夢くんが着ていた。
1290円でした。
ココアを飲みながら、玉戸さんとの話を日記に書いた。
ココアを飲むとある詩を思い出す。
テロリストの詩。
石川啄木だったか。
はてしなき議論の後の
冷 めたるココアのひと匙 を啜 りて、
そのうすにがき舌触 りに、われは知る、テロリストの
かなしき、かなしき心を。 (石川啄木「ココアのひと匙」)