おとといと同じコースで表見と愛知県を往復した。
快速と新快速での移動距離は1000キロ近い。
先月、年の暮れにも岐阜の東濃地方へ往復、この2週間で1600キロも電車に乗ってる。
今日はヒロ同伴、2つの目的がある。
名古屋で働く姪っ子に会う。
美術館へ行く。
一人往復2300円と地下鉄代と美術館入場料でミッションコンプリート。
西宮を9時過ぎに出て、尼崎で新快速に乗り換える。
新快速はいつもより空いていて、大阪から座れた。
座ってしまえば楽です。
草津を過ぎたあたりからガラガラになる。
天気はガスって、いつも通りに米原付近はどんより模様。
空いてるのでトートバッグから這い出してきた子。
手前の紙バッグは姪っ子ミカへの手土産。
こいつもデイパックから這いだして無言で車窓を眺めていた。
米原に到着するとホームを移動、大垣行きに乗り換える。
タテ位置に別れて坐る。
きょうは伊吹山は少しガスってて一昨日ほどクリアではない。
大垣で乗り換える。
次は並んで坐る。
もうこれで名古屋まで乗り換えはない。
西宮〜米原 100分
米原〜大垣 32分
大垣〜名古屋 35分
うまくつなげば名古屋まで3時間以内で行ける。
揖斐川、長良川、岐阜を越えて木曽川を渡る。
濃尾平野をひたすら西へ。
名古屋に12時13分着。
地下鉄の桜通線に乗り換える。
僕が高校生までは東山線と名城線、それと鶴舞線が出来たか工事中か、だった。
桜通線は1989年に開通、2011年に延伸されたらしい。
桜通線は中村区役所から千種区、瑞穂区を通って南部の緑区の徳重という駅までつながっている。
目的地はこの徳重。
18キロしかないのに地下鉄の各駅なので35分もかかる。
途中から地上に出るのかなと思ってたけどずっと地下のままでした。
地下の方が自然の影響を受けないのでメンテナンスがしやすいのかな?
で、徳重駅。
たぶん、名古屋のベッドタウン。
駅直結でショッピングモールがある。
姪っ子はここのカメラ店で働いている。
訪問を知らせてなかったので地下鉄の車内からメールすると今日は休みとのこと。
自宅は徒歩圏内なので改札で待ち合わせる。
ユニクロ、無印、ABCマート、サイゼリア、DAISO いつもの面々。
名古屋市緑区徳重なんて土地はこんな縁でもない限り一生訪れることはなかっただろうな。
良し悪しは別にして転勤の多い職場の人はリセットする機会を得られるけど
僕ら自由業は自分で決めて自分で動かないといつまでも居心地のいい場所にいる。
動かない人と結婚すればなおさらその傾向は強まる。
それは決して悪いことじゃない。
世界には、日本にだって、自分の望まない理由で望まない土地に住まねばならない人も少なくない。
ないものねだりはよそう。
モールでいっしょにランチする。
年賀状印刷で年末は超多忙だったそう。
その分、一月は休めるらしい。
彼女はもともとカメラが好きでこの職場を選んだ。
前に務めていた群馬の店でカメラマニアのじいさんたちにライカをもらったりしたそうな。
知多半島の半田にあるヒガンバナの群生地へ行ったときの写真を見せてくれた。
この子が…
こうなってました。
会うのはほぼ一年ぶりです。
ランチを食べたあと、手土産を自宅に置きに帰ってる間に彼女のいない職場を覗く。
ふたたび合流していっしょに行くという美術館へ移動。
地下鉄桜通線で来た道を戻る。
新瑞橋(あらたまばし)、瑞穂運動公園東、御器所(ごきそ)、車道。
車道(くるまみち)という駅で下車、東山線新栄町駅に近い美術館まで15分ほど歩く。
歩くミカの足が思いのほか速い。
僕ら二人もかつては遅い方ではなかった。
でも、明らかに老化で筋力が衰えて歩行ペースは落ちてる。
「最近、街を歩いてると若い人に抜かされんねん」なんてヒロと言ってたのは10年ほど前だっけ。
美術館への途中にゴシック建築の教会があった。
カトリック布池教会というらしい。
国の登録有形文化財になっている。
規模はかなり大きい。
でも、尖塔の造りが安っぽい。
夙川カトリック教会は一本の尖塔だけど建築としては立派だ。
ビルの中にある美術館。
ヤマザキマザック美術館です。
ヤマザキマザックとは愛知県の工作機械のメーカーらしい。
1985年に山崎鉄工から社名変更、世界各地に事業所や工場をもつ企業。
浅井忠という画家、収集家、美術家の展覧会。
アール・ヌーヴァーを日本に紹介した人でもある。
明治期のかなり昔の人です。
JR中央線の千種駅の構造が面倒くさい。
改札口へ出るのに大回りをする。
千種駅は谷に出来た駅で東京の四谷や千駄ヶ谷あたりを思い出す。
元は川筋だろうか。