古い写真や日記をひっくり返してたら出てきた一枚。
1990年代半ば過ぎ、たぶん震災のあと、武庫川団地のワンルームに住んでたときのデスクトップ。
スピーカーは学生時代から使っているJBL(今はない)、
パソコンはラップトップのPowerBook、
マグカップはCold Water Creek、海外通販、いわゆるメールオーダーで買った、
折りたたみアームのデスクライトは今も使ってる。
システム手帳とこの頃まで吸っていたピースライト、灰皿がある。
シンプルでいいなと思う。
いまはデスクトップにあれこれ多すぎる。
ついでに昔の日記とか食べたものを記録していたノートとか仕事のスケジュール帳なども
還暦男はシャレにならないくらい大量に蓄積されてしまってる。
必要か? と問われたらノーだろう。
紙焼き写真も大量にある。
もういつの写真か、どこで撮ったものか、まったく不明のものも大量に残している。
たぶん100分の1くらいに減らせる。
そもそも、この世から消えたときにあの世へ持って行けるものはないのだ。
村上春樹のデスクトップ。
これくらいにはしたい。
amazonプライムの見放題で映画「ヒストリー・オブ・バイオレンス」を観た。
クローネンバーグ監督、主演がヴィゴ・モーテンセン。
何がきっかけでこの映画をウォッチリストに入れたのかは忘れてしまった。
つながりがあるとしたらヴィゴの方だろう。
「イースタン・プロミス」という映画で凄腕のロシアン・マフィアとして認識した。
この映画でもまさしく題名通り、暴力の歴史(過去)を持つ謎めいた男を演じる。
ただし、町の食堂のオヤジだ。
映画全体が暴力の予感に満ちていて緊張させる。
ラストの家族の食卓のシーンが無言で、これがいい。
モーテンセン以外にもエド・ハリス、ウイリアム・ハートと主演級が顔を揃える。
奥さん役のエディーを演じたマリア・ベロという女優も好きだった。
こんなイラストがネットに上がっていたが…。
たぶん若い人にとって恐いのだろうな。
僕らはなんとも思わないけどね。
確かに…何か得体の知れないものを内に秘めた男。
魅力的ではある。
週末は家に籠もることを決めていた。
4時からジョギングに出る。
鉛色の空の下、7キロ走る。
ペースを意識した。
普通に走ると6分半。
持続可能なゆったりペースで走ると7分を越える。
気合いを入れると5分50秒台にまでなるがまだ辛い。
平均6分半で30分持続できるように頑張ろう。
芦屋中央公園の人工芝にラグビーのゴールが立っていた。
晩秋の夕暮れ。
夕食はオイルサーディンの醤油焼きのせ小鉢丼、春菊のおひたし、小きつね。
夜更けてから突然にやり出すことがある。
昼間にやっとけよって話だけど。
デスクの下にポリエステルのボックスが4つある。
中には日記、スケジュール帳、食事の記録ノート、写真、手紙、絵はがきなどが納められている。
ここ軽く十年は開けたことがない。
処分したい衝動に駆られる。
少なくとも時代は記録されているのだが…。
いろんな写真がある。
もう何を撮ったものかわからないもの、同じような景色を撮ったものは処分しよう。
「こんあ夜更けにバナナかよ」って本があったけど、amazonプライムで映画を見始める。
「オリエント急行殺人事件」なるもの。
僕はこの超有名な小説も映画もまったく知らない。