初めての仕事、One Day Document 10時間以上密着で撮影する。
きっと「ドキュメント72時間」もカロリー消費の激しい仕事だろうなと思う。
観てる分には時間は早まわしで過ぎていくけど、実際は3日間だ。
きょうは朝6時から夕方5時までの11時間。
おじさん、頑張った。
十三のホテル、3時間ほど寝て、目が醒めてトイレに行く。
それからは眠れなかった。
目を閉じて横になってるだけでいいと自分に言い聞かせる。
4時50分になってシャワーを浴びて支度をする。
午前5時のホームでコンビニおにぎりを一個食べ、野菜ジュースを飲む。
こんな時間にも部活の学生が大きなバッグで電車を待つ。
もう少し若かったら、もう少しちゃんと眠れてたら、夜明け前のホームは悪くない。
5時23分の河原町行き普通に乗る。
21世紀も20年近くの時が流れた。
いろいろなメディアで、いろいろな撮影がある。
一番の驚くのは機材の小型化、高性能化、編集のノンリニア化。
想田和弘の手法を代表するようなワンマンクルーが可能となり、主体となりつつある。
願わくば、自分が10歳、いや20歳若かったら、と思う。
大学のキャンパスも様変わりした。
構内にファミマやスタバがある。
学内の大食堂でオムライスを食べた。
並木少し秋色に色づいてきた。
僕らが学生の頃のアメリカのキャンパスを見ているよう。
17時過ぎに撮影を終える。
関大通りのどこかの店でビールでも、と思ったが、腕章を返してその流れで駅まで来てしまう。
疲労困憊のまま、機材を持って電車に乗る。
座れない。
淡路で乗り換え天下茶屋行きで座る。
扇町でなんとなく下車。
上り階段の足どりが重い。
こんなときなのに立ち吞み大安。
いつもの安心感から。
局で機材を置き帰宅する。
なぜか焼きそばが食べたくなり、日清焼そばを所望。
青リンゴの氷結とともにジャンクな味でハードな一日をしめる。