9月に入ってなんだか世界が目まぐるしい。
朝、目覚めたらテレビは北海道の地震一色になっていた。
自宅から200m以内に台風が残した爪痕が、まるで世界から忘れられたように呆然としてあった。
北海道のほぼ中心部が揺れた。
震度6強が震度7に訂正された。
地すべりを起こした山の空撮を見て啞然とさせられた。
午前3時だからあり得ないけど、この山のエリアを歩いていたとしたら…。
シンボルスカの「始まりと終わり」という詩が耳元に流れる。
戦争が終わるたびに
誰かが後片付けをしなければならない
何といっても、ひとりでに物事が
それなりに片づいてくれるわけではないのだから誰かが瓦礫を道端に
押しやらなければならない
(中略)カメラはすべてもう
別の戦争に出払っている翻訳・沼野充義・1997年・未知谷刊 より
こんなだったんだ。
家からわずか150mくらいの写真。
西宮砲台が冠水。