ぷよねこ減量日記 since 2016

結果が、最初の思惑通りにならなくても、そこで過ごした時間は確実に存在する。そして最後に意味をもつのは、結果ではなく、過ごしてしまった、かけがいのないその時間 である。 (星野道夫)

2018/9/2 初秋三題 映画と朗読とジョギングと。

朝、7時過ぎに起床。

「もう、はじめてなきゃ」プロジェクトの骨子を書いたりする。

計画することを楽しんでいる次第。

でも、はじめなきゃ何も始まらない。

 

   きょうは始めなかったことは、明日終わることはない。  (ゲーテ)

 

英語訳ですが…かのゲーテが言っている。

前に進んでさえいれば喜ぶべきだ。

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「カメラを止めるな!」@TOHOシネマ西宮

東京では連日満席立ち見覚悟の映画が8月末から西宮でも見られることになった。

日曜日なので前日にネット予約をしておく。

TOHOシネマ西宮で一番大きなスクリーンの端の二人席を確保しておく。

10:45 の回は6割くらいの入りかな。

前の5列くらいのブロックは全く坐ってないので感覚としては7割くらい。

シネコンでは珍しい。

構成が肝の映画なので前情報は入れないようにしていたが何となく何となく予想はついていた。

面白さは予想を超えていた。

しあわせな結末。

脚本と映画愛の勝利だと思う。

 

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嫁は声出して笑いっぱなし。僕はホロリとクスクスで、最後はジーンと。

あんまり評判なんで疑って見始めたけど…十分に楽しめた。

伏線を気持ちよく回収してくれる。

 

そして、業界的なツボ多々あり。

吉本から衛星テレビに出向しているおもろい顔のおばちゃんプロデューサー(いるいる)。

エーベックスあたりから来てるイケメンプロデューサー(いるいる)。

控え室だかサブコンだかでモニター観ながら話すシーン、その会話や、メンツも(あるある)。

 

でも、「ゾンビ映画で、生中継で、ワンカット…」

結果としてワンカットに対応した出演者とカメラマンが優秀過ぎるよね。(笑)

この映画の唯一のあり得ないとこはそこでした。


監督のキャラもいい。

家族のキャラもいい。

父が娘のためにこの仕事を引き受ける。

理由は…セリフがなくてもわかる。

これ泣かせるポイント。

 

ワンカットのゾンビ映画がチープだと批判するのは当たっていない。

このいい加減のチープさは絶妙だとあとになってわかる。

いやホントに絶妙。

 

ネタバレ覚悟で書くと…この映画の面白さは=生中継ワンカットなのだ。

www.youtube.com

 

映画の中の監督が吉本出身のおばちゃんプロデューサーに紹介されるシーンがある。

普段は バラエティーの再現ドラマをメインに撮っているフリーのディレクターで、

売りは「早くて、安くて、出来は…そこそこで」というのが身につまされました。(笑)

 

生中継を乗り切るドタバタ劇は三谷幸喜の「ラジオの時間」を思い出した。

そういえば藤村俊二さんも亡くなりましたね。

 

日曜日とあってガーデンズの食事処はどこも満席。

阪急デパートで焼き鯖寿し、穴子箱寿司、小稲荷を買って芸文センター前の広場でランチとする。

14時から中ホールで朗読を聴く。

たぶん観客数は「カメ止め」と同数くらいか。

結論 「レイモンド・カーバーは自分で読んだ方が面白いな」 でした。

 

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出演者と演出の4人がアフタートーク。

そこまで聞いて帰宅する。

レイモンド・カーバーで一番好きなのは「少なくとも」と「君は恋を知らない」という詩だ。

「少なくとも」という詩を何で知ったのかは記憶にない。

なにかきっかけがあったのだろうか?

たまたま本屋でその詩が収録されてる詩集を手にして買ったのか?

なぜ詩集を買ったのか?

記憶に無い。

もう一度早起きがしたい。夜が明ける前に。

鶏も起きる前に。

冷たい水で顔を洗って、机に向かう。

空が明るくなり、近くの家の煙突からけむりがのぼり始める。

岩場に波がくだけるのを見たい。

一晩中、その音を聞いたことはあるが、聞くだけではなく見たいのだ。

(中略)

わたしは、欲ばりに思われたくない。

今でも十分に満ち足りているのだから。

でも、少なくとも、あともう一度、早起きがしたい。

そして、コーヒーを持っていつもの場所へ行き、待つとしよう。

ただ待って、何が起こるかを見ていたい。

 

      (レイモンドカーバー詩集 黒田絵美子 訳)

水の出会うところ―レイモンド・カーヴァー詩集

水の出会うところ―レイモンド・カーヴァー詩集

 

 

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海外のラジオ番組だろうか。

この詩の朗読が収められている。

いつか暗誦してみたい。

もう、はじめてなきゃ 案件だ。

audioboom.com

 

朝に映画、昼に舞台朗読、夕にはランである。

西宮浜から芦屋浜、岸にはペットボトルや木の枝などが打ち上げられていた。

先週24日の直撃台風のせいだろうな。

遊歩道のフェンスも何ヶ所か外れていた。

こんなの初めてだ。

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iPhoneで撮ってインスタに上げたお気に入りの一枚。

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海岸に打ち上げられたゴミ。

ペットボトルとか木の破片とかビニール袋とか。

ここは内海なのでそれほど遠い場所のものではないだろう。

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芦屋浜の海沿いの遊歩道。

フェンスが外れていた。

このあたりで本気のスクワット30回、フルガリアンスクワット左右10回をした。

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夕食はリクエストで中華にしてもらう。

ブロック肉ではなく、薄切り肉の酢豚。

白ご飯が欲しくなる味。

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もう一品は映画「詩季織々」でもらった汁ビーフン1個を半分こする。

鶏肉とニンニクの茎と葱。

夕食はこれくらいの量がちょうどいいな。

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「東大王」を観てから、ラフロイグで一杯だけハイボールを作って飲む。