昼ご飯を食べたら急に胃の膨満感に襲われて苦しんだ。
このところ年甲斐もなくアクティビティーを詰めこんだせいだと思う。
最近、疲れは胃腸に出る。
暴飲暴食したわけでもないけど…。
正月に次いで今年2回目。
日記を「膨満感」検索で遡ると去年は8月の終わりと5月のGW中と二度ある。
いずれも朝は何ともなかったのに昼ご飯を普通に食べたら苦しくなった。
消化機能が衰えて、ガスがたまりやすくなるのか。
いずれにしても、年寄りは休み休み遊べ! ですね。
あんまり残り時間はないけど…。
食前に映画をネットで予約してクレジットカードで支払ってしまった。
15:55からの「希望のかなた」@塚口サンサン劇場。
寝こんでしまったので無念の放棄。
1000円を無駄にした。
朝、大谷の4号ソロ。
打った瞬間に、あ、ホームラン!とヒロが声を上げる。
眼鏡堂氏のLINEで竹本住大夫さんが亡くなったことを知る。
過去に「すみたゆう!」と題した日記を3度書いている。
2014/4/21 「すみたゆう」
文楽劇場へ行く。
満員御礼だった。
最後の住大夫は最後列の二等席で見た。
ラストは菅原伝授手習鑑の「桜丸切腹」でした。
なんまいだあなんまいだあなんまいだあ。
満場の観客の海、その先に竹本住大夫と野沢錦糸が浮かんでいる。
割れんばかりの拍手とやまないかけ声。
2013/4/22「すみたゆう!」
正月は寿式三番叟の翁だったが今日は『新版歌祭文(しんぱんうたざいもん)』
野崎村の段の切りを語る。
盆がまわり住大夫さんが登場すると女性から声がかかる。
「まってました、すみたゆう!」
黒子が紹介する。
「とうざい、語りまするたゆう、たけもとすみたゆう」
満場の拍手の中、88歳の大夫がうやうやしく床本をかかげる。
これだけで来た価値があるというものだ。
声量は少し落ちた気がするが枯れた味わいで聴く者を物語に引き込む。
久松の父 久作のくどき、野崎村の老父の魂が人形に乗りうつったかのように自然だ。
人形を使うは吉田玉女も素晴らしい。
娘おみつを使うのは三世桐竹勘十郎、この仕草がいい。
ときに乙女の健気さといじらしさ、ときに凛とした女の覚悟。
語る住大夫、ダミ声なのにこれほどに艶っぽいのはなぜだ?
クライマックスは舟と駕籠でお染と久松が大坂へ帰るシーン。
手前に舟、奥に駕籠と立体感ある舞台。
ここで野崎という三味線2人による名曲が入る。
「さらば」「さらば」
さらばさらば も遠ざかる。
と締める太夫。
もう一度、女性の声。
すみたゆう!
2011/2/15 すみたゆう!
やっぱり住大夫。
盆が回って登場。
満場の拍手。
大阪のような「すみたゆう!」「待ってました!」の声はなかれども客の思いは同じ。
独特の緊張感が漂う。
錦糸の三味線の音、じっと固唾を飲む。
咳払いひとつ聞こえない。
すべての視線が住大夫に注がれる。
神々しいとさえ思わせる。
「あらず戻られし」
八十六歳の悪声が舞台を支配する。
「年はとっても怖いは親、上へもあがらず犬蹲い」
そこから小一時間。
なんど鳥肌が立ったことか。
最後は桜丸を介錯する父親 白大夫の「南無阿弥陀仏」の連呼。
子の切腹を老父になりきった住大夫の魂の入った節回し。
イヤホンガイドが「桜丸を送る南無阿弥陀仏、語るは住大夫」と盛り上げる。
僕は竹本住大夫の『桜丸切腹』を生で聞いた。
一生の宝です。
享年93、大往生。
この方の本を2冊読んだ。
面白い人生だなあと思えた。
おもろいというのは人生の価値そのものだと思わせる人柄でした。
…南北会談が進行中。
世界情勢を理解出来ない愚かしい憲法改正バカ政権を放っておくと世界から見放される…。
少なくとも、安倍政権を支えるミサイルボタンは消えることになる。
国難は勝手に去ってしまった。
シンゾー政権については本当はこれくらい非難したい。
ただ胃腸の調子が悪いのでこれくらいにしておこう。
『本当にこの(安倍)政権、嘘つきのクズの集まりで!その人達がね、道徳教育とか憲法改正とかを主張しているというのが笑えます!』by宮台真司 ( 政党、団体 ) - - Yahoo!ブログ
夜は久々の「吞み鉄本線 日本旅」を見る。
予土線と土佐くろしお鉄道で宇和島から窪川、中村から宿毛まで吞み鉄している。
桜が素晴らしい。
海と山が素晴らしい。
お天気がいい。
来年、もういちど「四万十桜マラソン」にエントリーしようかな。