ぷよねこ減量日記 since 2016

結果が、最初の思惑通りにならなくても、そこで過ごした時間は確実に存在する。そして最後に意味をもつのは、結果ではなく、過ごしてしまった、かけがいのないその時間 である。 (星野道夫)

2018/4/27 二十徒渉〜森林植物園

新神戸駅裏の大自然、布引の滝、きょうは水量が多く迫力満点でした。

微細な水滴が滝周辺に充満していた。

天然のミストだ。

写真をクリックするとオリジナルサイズの滝壺がご覧になれます。

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3日前くらいに突然決めた。

金曜日はまた山へ行こうと。

伊吹山北尾根を歩こう。

花が咲き乱れているぞ、と。

チケットショップで米原までのきっぷを買った。

いつものタイムズレンタカー(格安!)も予約した。

で、きのうは朝からナレーション録りで、10キロ走って、映画観て、ジャズライブ聴いた。

早めに帰ろうとしたがそんなことしてるから22時近くに帰宅、すぐにパッキングした。

なんだか疲れてるな。

当たり前だよね。

あしたは5時起きだ。

 

ヒロがぽつりと言う。

なんか天気予報が変わって明日は曇りだね、と。

疲れてる僕の口が反射的に動いた。

やめよか。

 

疲れてるし。

予定してたコースタイムは6時間以上!

調べたら登山口まで大回りしなくちゃいけないので米原から2時間弱もかかる。

やめよか。

 

買った格安チケットは5月の横山岳に回そう。

あしたは動物園へ行ってコアラのオウカちゃんに逢おう!

大谷美術館の「高倉健 展」へ行くのもいい。

なんて話し合いがあって結局、六甲森林植物園へ満開のシャクナゲを見に行こうとなる。

ならば久々にトェエンティクロスを歩こうとなる。

結局歩くのか。

疲れてるのに。

 

せめて朝はゆっくりして睡眠で疲労回復しとこう。

そんなときは夢を見る。

これがなかなかいい夢で。

夢見るときはあんまり睡眠が深くないとか言うね。

ま、7時間は眠ったからいいか。

11時過ぎに家を出た。

阪神香櫨園から三宮まで、三宮から歩き出し新神戸経由で森林植物園。

無料バスで神鉄北鈴蘭台駅、湊川まで行き、元町まで歩き「グリル一平」で夕食。

20時前に帰宅する。

疲れてるのに。

 

千年以上の昔より数多くの和歌に詠まれた布引の滝です。

布引の和歌 こちらに歌碑がすべてアップされてました。

 

 布引の  滝の白糸わくらはに 訪ひ来る人も  幾代経ぬらむ  
 
                                    藤原行能
 
鎌倉時代の歌人が、幾代経ぬらむ と詠むくらいだから、この滝はどれほどの歴史があるのか。
布引という名前は白い布が流れ落ちるようだという形容に由来する。
これだけ水量が多いと滝壺から飛沫が上がって布というというイメージとは違いますね。
そもそも瀑布というのは高いところから布を落としたように流れる水なんですね。
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「酒のほそ道」最新刊にも出てきた滝の茶屋が建って100年らしい。
明治末期の写真が残っている。
滝の茶屋もかなり不安定なところに舞台造りみたいに出来ている。
おそらく今の茶屋は右奥の建物が原型なのだと思う。
この川も明治期以後も大きな洪水が起きているから滝の形も変わってしまったのだろう。
それでも高低差をつくっている断層が崩れることはなかった。

滝から進むと石垣のようなダムがある。

布引貯水池、ここへは何度来たことか。

二十代の頃から数えて40回は下らない。

なのにこのダムの名前を知らなかった。

五本松ダムというらしい。

明治期に出来たダム。

としたら▲の写真の頃か。

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布引五本松ダム - Wikipedia

File:Nunobiki dam05s5s4272.jpg - Wikimedia Commons

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