朝10時からナレーション収録。
なぜか担当ディレクターが来ない。
行方不明。
でも、手直ししたナレーション原稿はあるしノープロブレム。
社員食堂は年度三冠か月間三冠かで無料。
うな重をいただく。
日曜に山登りして以来身体を動かしてないので1時過ぎからランベースへ行く。
久々に毛馬まで往復10キロ。
夕方からブルク7で映画を観る。
きのうA部氏から推奨された韓国映画「タクシー運転手」@ブルク7
「タクシードライバー」でもなく、「TAXI」でもなく。
光州事件を扱った実話ベースの物語。
1980年5月の出来事。
1980年5月、ちなみに僕は23歳で大学生、休学して海外への旅行資金を貯めようと
大垣や名古屋で住み込みのバイトをしてた。
なかなかお金は貯まらず、一人ウォークマンでブルース・スリングスティーンやイーグルスや
リンダ・ロンシュタットやカーラ・ボノフやJDサウザーやら雑多な音楽を聴きながら、
孤独に耐えていた。
それと同時代の隣国では…。
「光州 5.18 」を思い出す。
あの映画を観たのは2008年、今から10年前か…。
日本人には想像しにくい事態だった。
軍隊がデモ隊に機銃掃射するということ。
1980年、朝鮮戦争が休戦になったのが1953年、27年後の出来事。
東西冷戦の時代、分断された国。
その間、韓国という国そのものが危うい地盤に成立していた。
政治的な隠謀が渦巻き、疑心暗鬼の中、軍で政権を支配していた。
前年にその軍事政権の大統領が暗殺された。
そんな時代のデモは2018年の国会前のデモとは違うだろう。
軍事政権側には相当な恐怖があったに違いない。
映画の後はA木とジャズライブ。
大好きな中山瞳さんのトリオ、これで3度目のロイヤルホースライブ。
ムチのようにしなる指先から輪郭のしっかりしたメロディーラインが流れる。
ランベースからのスタートはこの森を抜けて。
久々の大川沿い。
もう5月半ばという感じの緑。
クスノキは威風堂々。
都島大橋の下から大阪城天守閣が見える。