15年ほど前に「雨スポ流」という番組でサッカーの三浦泰年さんの対談を収録した。
「自分では歳をとったとは思わないけど…」
37歳、当時の最年長Jリーガーだったヤス氏は言った。
「ただ周りの人間が、自分がなにかミスをすると、
それは歳だから、と言われる年齢になったんだなと思いますね。」
スポーツ選手ではないけれど、いま僕も還暦を越えて同じように思うことがある。
食卓で手がコップに触れて水をこぼしてしまう。
歳だな、老化だな、と思う。
でも、水をこぼすのは若い頃にもあった。
そのときには歳のせいだと言われる歳ではなかっただけだ。
老化がないとは言わない。
でも、気にしすぎるのもどうかと思うな。
It's not what's missing, It's what's There
失ったものを嘆くのではない。
残されたもので何ができるかだ。
パラリンピックのキャッチコピーだけど、人が老いるのも同じだと思う。
得たものだっていっぱいあるのに、失ったものばかりを数えてしまう。
人間って脆い存在だと思う。
朝、勇気を出して走り出すと失ったもののことは考えないで済む。
そもそも、失って惜しいものなど自分が持っていたのだろうか。
きょうはマスクをして行く。
去年、うかつに、というかタカをくくってマスクをせずにいた時に突然発作がきた。
そこから三日間くらい身体がしんどくて使いものにならなかった。
用心に越したことはない。
ポスプロ編集、ゴルフ特番打合せ、立ち飲み「チーター」経由で「だくと」
S澤君と合流し今後の展開と作業フローについて話ながら美味しいハイボールを飲む。
塩豆、さばのへしこ、ハンバーグ、定番しじみの味噌汁。
去年の日記を見ると東京〜高知と取材して帰社、「だくと」で塩豆を食べている。(笑)