2018/2/2 胸突き八丁

I remember Cliford (クリフォードの思い出)はクリフォード・ブラウンへの追悼曲だから、

当然、クリフォード・ブラウン本人は演奏したわけではない。

でも、なぜかあの伸びやかでみずみずしいトランペットの響きは

ブラウン本人が吹いているように錯覚してしまう。

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吹いているのはリー・モーガン、。

彼が18歳でデビューする直前にクリフォード・ブラウンが交通事故で夭逝した。

鎮魂のために友人のサックス奏者のベニー・ゴルソンが曲を書いた。

2週間だか4週間だかを費やしたらしい。

その曲を若きリー・モーガンに吹かせた。

19歳のリー・モーガンはこれをワンテイクで録音したという。

 

星野仙一が阪神の監督になる?

まさか、ね。

そんな話はあるらしいけど受けないよね。

それが当時2001年オフの空気感だった。

荒川静香はトリノ五輪でメダル候補だったわけじゃない。

日本のトップは村主章枝で、話題は17歳の安藤美姫だった。

15歳の浅田真央は実力ナンバーワンだったけど規定で出場出来なかった。

メダルは村主が銅、うまくいけば銀かなという予想だった。

当時の空気感というものは勝者に打ち消されてしまう。

 

ナレーション第二稿を昼までに書く。

あとは推敲のみ。

もう考えても出てこない。

2時過ぎにアップする。

風呂に入って洗髪した。

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出がけに見た六甲山。

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ナレーション録り終了。

自分へのごほうび(笑)を与えたい。

よしむらへ行くと最奥のカウンターが空いていた。

食べたいものばかり。

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つるまる饂飩でまた深夜うどんをしてしまう。

2夜連続の炭水化物〆。

 

追記(Facebookより)

例年暇なはずの1月は僕にしてはそこそこ忙しく過ごした。
6日に星野仙一氏の訃報が入り、
追悼特番に関わることになり、
僕自身が15年前へ回想するモードに入る。
ヘミングウェイの小説の題名ではないが、
「何を見ても何かを思い出す」
中高年になると避けがたい病みたいなものです。
何か別のことを思い出してる間に、少しずつ前へ。
素材を探し、再構成する作業を進めていった。

新たな撮影はもう一人のディレクターに任せて、内勤に徹する。
既存の素材だけで番組を作るのはかすかな罪悪感が伴う。

一月にしては暖かい日が続いたなと思ったら、突然冷えこみ、
大阪も雪が舞い、満月が欠け、紅く染まったりした。
少量ではあるが毎晩欠かすことなく吞み続けた。
星野さんの朝の散歩と喫茶店のモーニングサービスのように、
夜、仕事終わりにひとりで吞むのは無二の楽しみだった。

寒い日の朝粥は嬉しかった。
土鍋でお米から炊いてもらうのです。
ナレーション書きのブレイクのおやつは
酒粕のキャラメルソースかけのフレンチトースト。
美味しいけど少し酔います。(笑)

大詰めのナレーション書きには毎度頭を悩ます。
とにかく集中が2時間と保たないのだ。
だましだまし、あえて締め切りギリギリまで甘やかす。
いくらなんでも間に合わすだろうと。

 

追悼番組はあす4日午後4時25分放送(関西ローカル)です。
YTV「さらば闘将 星野仙一が伝えたかったこと」
エピローグにはリー・モーガンとベニー・ゴルソンの
I remember Cliford(クリフォードの思い出) を流しました。
25歳で夭逝した天才トランペッターへの鎮魂曲。

 

ナレーションは昨日録り終えました。

 

  恋する闘将、星野仙一。
  燃える男が再びともした恋心は
  この先も消えることはなかった。

 

  闘志を前面に、喜怒哀楽を隠さなかった男は
  球界きっての武闘派。


  そのあふれ出る情熱は、
  誰もが不可能と言われたミッションを成し遂げた。

 

  劇薬にも似た処方箋、
  星野は自らに課した使命に命を懸けて挑んだ。

 

  わずか 2年、しかし、それは命を削るような
       (あまりに)濃密な2年間だった。


  日本シリーズ終了後、星野は監督退任を発表した。

 

  ともに戦う、選手は家族だった。
  鬼と呼ばれた男。
  いま瞼に浮かぶのはやさしい笑顔ばかりだ。

 

既存の映像をつなぎ合わせてるだけなので、
阪神の監督時代の辛苦は映像やインタビューには出てこない。
言葉で大げさに飾り立ててしまう悪いクセが出る。

 

ある人のブログで読んだ。
60代はいつ死んでも驚かれない年齢だと。
そうだよなあ。
新聞の訃報欄に60代で死ぬ人は意外と多い。
もちろん70代でもめっちゃ元気な人もいるのだけど。
去年、知人で亡くなった二人はともに50代だった。
だから60代は、もはや、いつ死んでも驚かれない年齢だ。
悔いを残さない様、やりたいことはやっておく方がいい。