午前中は雨が残り、しだいに上がり、夜は晴れ間がのぞいた。
午後イチで近所の大谷記念美術館へ行く。
「美術館×植物!? アートで植物採集」@西宮市立大谷記念美術館
平日で空いていてゆっくり落ち着いて過ごせたのと、企画そのものが面白いので楽しめた。
季節の植物、その移ろいを感じる楽しみは歳を重ねるごとに増してる。
若い頃は見てなかったものが見えるようになった。
美術館からそのまま出勤、編集チェックをして、夜、白玉温泉から7キロほど走る。
環状線沿いに走り桜ノ宮へ抜けるコース。
昭和の暗闇が残っていて戦後感、場末感が半端ない。
何枚か写真を撮る。
京橋と桜ノ宮間にある環状線のトンネル。
手前の赤煉瓦はいつの時代からあるのか。
赤煉瓦マニアとしてはゾクゾクする。
朝まで雨が残る。
六甲が霧に煙っていた。
「アートで植物採集」@大谷記念美術館
結論から書けば、大当たりの企画展でした。
近隣の方にはぜひオススメします。
歳を重ねるごとに四季に咲く花や季節のうつろいに惹かれる。
蝋梅、沈丁花、雪柳、白木蓮、辛夷、桜、花水木…。
そんな自分にぴったりと合致した作品でした。
去年個展で見た川村悦子さんの蓮や公園の絵に再会した。
特に良かったのは陶でつくった植物の花や種、あるいは実物の種子を切手にしたもの。
入場料は500円と格安。
おそらく自分とこの所蔵作品中心なのだろう、と推測。
その分、楽しい趣向がある。
受付で紙製のファイルをもらう。
展示物の片隅に絵はがき大のカードが置いてある。
観賞しながらカードを採集していく。
その数16枚と大盤振る舞い。
カードの裏面には気のきいた解説がある。
心も満たされる。
平日で空いていてゆっくりと見られた。
喫茶室が出来ていた。
たまに行く43号線沿いのコーヒー焙煎所の「FIELD」の出店。
今日は時間がなかったけどいつか庭を眺めながら珈琲時間を過ごしたい。
昼過ぎ、曇天の梅田ビル群をハービスエントの出口から眺める。
cafe boo でフレンチプレスで淹れたポートランドの珈琲を飲む。
ここのは量がたっぷり。
長居するにはいいかも。
長く壁に貼っていた絵はがきを最近持ち歩いている。
理由は特にない。
20年前、アラスカで知り合ったアイルランド人の女性から届いたポストカード。
当時、彼女はニューヨークのブルックリンに住んで看護師として働いていた。
ポーリーン・フィネガンと署名がある。