若い頃に観た映画のストーリーを片っ端から忘れている自覚がある。
それだけではない。
先月観たばかりの映画だって片っ端から忘れている。
もう監督とか、主演俳優とか、脇役とか、原作とかの名前なんて憶えられない。
思えば仕事とは言え、淀川長治さんは凄いなあと今になって改めて感心する。
きょう「トレインスポッティング」の20年後の映画を観た。
自分が20年前の「トレインスポッティング」を憶えていると錯覚していたのだが、
まったく忘れてて、映画は知らなくてもわかるという作りにしてあるのだが、
十二分に楽しめなかったのは悔いが残る。
憶えてたら面白かっただろうな。
もう自分には記憶を定着させて、脳のしかるべきところに収めておく脳力はないのだ。
桜の季節が終わる。
雨の日に夙川沿いを歩く。