ぷよねこ減量日記 since 2016

結果が、最初の思惑通りにならなくても、そこで過ごした時間は確実に存在する。そして最後に意味をもつのは、結果ではなく、過ごしてしまった、かけがいのないその時間 である。 (星野道夫)

2017/2/19 Encore un matin(今朝もふたたび)

ここんとこ日曜日の朝はパン食です。

近所のEncore un matin(オンコー・アン・マタン)に買いに行く。

https://www.facebook.com/encore.un.matin2011/?fref=ts


自転車で3分圏内、自宅からもっとも近いパン屋さん。

週末しかオープンしていない。

Encore un matinは「今朝もふたたび」って意味らしい。

今朝は天然酵母のトラディッショナル・バケットを買う。

気泡が多くて麦の穂みたいに先端がとがっている。

軽く炙る。

中がもちもちして皮が香ばしい。

ハードトーストの小さいのとクロワッサンも一つずつ買う。

天気もいい。

六甲山の上空に気持ちいいくらいの青空が広がっている。

美しい朝(une belle matinée )です。

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焼きたてで温かかったハードトーストのミニ版、食べやすい大きさ。

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シンプルな朝食もいい。

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オンコー・アン・マタンの名物らしいのでクロワッサンを買ってみた。

バターを抑えてあると書いてあったけど結構濃厚なバターを感じる。

フランス人と日本人の感覚の差かな。

お店ではイートインもしててこのクロワッサンにハムやチーズを挟んだものがメイン。

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ちょっと前だけど、南谷真鈴「冒険の書」(山と渓谷社)を読んだ。

南谷真鈴 冒険の書 LIVING WITH ADVENTURE 英訳付

南谷真鈴 冒険の書 LIVING WITH ADVENTURE 英訳付

 

 帯に山岳ガイドの近藤謙司さんが書いている。

 

  「生きる強い力」に驚いた。日本の山にこんな子いない!

 

御意! 読んだ感想もまったくその通りだった。

この子強えな、と圧倒された。

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存在を知ったのはネット上のユニクロの広告だった。

高校生の時、18歳で世界七大陸最高峰に挑み始め、

世界最年少19歳で7サミットを踏破した。

一人でスポンサーを募り資金を調達し、

毎日ジムで2時間から5時間のトレーニングで身体を鍛え、

単独で冬季の八ヶ岳を登り、滑落し雪に埋もれて一晩ビバークし、

死地を彷徨い、ヘリに救助され、新聞ネタになった。

まったくめげずときに公募の登山隊に参加、ときにガイドと二人っきりで偉業を達成した。

その間、わずか2年。

そのアグレッシブで、スピーディーな行動力に脱帽。

読んでるだけでジジイはぐったりと疲れてしまった。

文章には多大な気負いが感じられるが19歳だもんね。

少々、生意気なくらいでちょうどいい。

自分がその歳だった頃の日記を読めばわかる。

赤面すること必至。

 

彼女のそのあっけらかんとした無敵のメンタリティー、どこかで感じたことがあるぞ。

そうだ!

「インパラの朝」の中村安希だ。

インパラの朝―ユーラシア・アフリカ大陸684日 (集英社文庫)

インパラの朝―ユーラシア・アフリカ大陸684日 (集英社文庫)

 

「インパラの朝」は世界放浪の旅ルポ。

この書き出しにノックアウトされた。

  私は45リットルのバックパックの底に
  980円のシュラフを詰めた。
  3日分の着替えと洗面用具、
  パブロンとバファリンと正露丸を入れた。
  それからタンポンとチョコラBB。
  口紅とアイシャドウと交通安全のお守りを用意した。
  パソコンとマイクとビデオカメラを買い揃え、
  小型リュックに詰め込んだ。
  果物ナイフや針金と一緒に、
  ミッキーマウスのプリントがついた覆面も忍ばせた。
  そして、ジムで鍛えた両腕に四本の予防注射を打ち、
  体重を3キロ増やして日本を離れた。 

              (中村安希『インパラの朝』) 

           

先日、60になった。

南谷真鈴は娘じゃなく孫の世代だ。

いまの若いのは男よりも女の方が強いな、と思う。

平和な証拠かもしれない。

そうじゃない時代にならない前に死にたい。

 

行動メモ:午前中に出社 日曜日 デスク周りがビニールで覆われていた 配線工事だった

     スタバに退避 カフェミスト インタビューの質問リスト 混み合う 退避

     JOG 大阪城梅林 狩野派の襖絵のよう 会社風呂 バッティングする

     祭太鼓 躊躇する 久々のブルク7 シニアの証明 「沈黙」

     拷問される面持ちで 北斗 

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