ここんとこ日曜日の朝はパン食です。
近所のEncore un matin(オンコー・アン・マタン)に買いに行く。
https://www.facebook.com/encore.un.matin2011/?fref=ts
自転車で3分圏内、自宅からもっとも近いパン屋さん。
週末しかオープンしていない。
Encore un matinは「今朝もふたたび」って意味らしい。
今朝は天然酵母のトラディッショナル・バケットを買う。
気泡が多くて麦の穂みたいに先端がとがっている。
軽く炙る。
中がもちもちして皮が香ばしい。
ハードトーストの小さいのとクロワッサンも一つずつ買う。
天気もいい。
六甲山の上空に気持ちいいくらいの青空が広がっている。
美しい朝(une belle matinée )です。
焼きたてで温かかったハードトーストのミニ版、食べやすい大きさ。
シンプルな朝食もいい。
オンコー・アン・マタンの名物らしいのでクロワッサンを買ってみた。
バターを抑えてあると書いてあったけど結構濃厚なバターを感じる。
フランス人と日本人の感覚の差かな。
お店ではイートインもしててこのクロワッサンにハムやチーズを挟んだものがメイン。
ちょっと前だけど、南谷真鈴「冒険の書」(山と渓谷社)を読んだ。
南谷真鈴 冒険の書 LIVING WITH ADVENTURE 英訳付
- 作者: 南谷真鈴
- 出版社/メーカー: 山と渓谷社
- 発売日: 2016/12/03
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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帯に山岳ガイドの近藤謙司さんが書いている。
「生きる強い力」に驚いた。日本の山にこんな子いない!
御意! 読んだ感想もまったくその通りだった。
この子強えな、と圧倒された。
存在を知ったのはネット上のユニクロの広告だった。
高校生の時、18歳で世界七大陸最高峰に挑み始め、
世界最年少19歳で7サミットを踏破した。
一人でスポンサーを募り資金を調達し、
毎日ジムで2時間から5時間のトレーニングで身体を鍛え、
単独で冬季の八ヶ岳を登り、滑落し雪に埋もれて一晩ビバークし、
死地を彷徨い、ヘリに救助され、新聞ネタになった。
まったくめげずときに公募の登山隊に参加、ときにガイドと二人っきりで偉業を達成した。
その間、わずか2年。
そのアグレッシブで、スピーディーな行動力に脱帽。
読んでるだけでジジイはぐったりと疲れてしまった。
文章には多大な気負いが感じられるが19歳だもんね。
少々、生意気なくらいでちょうどいい。
自分がその歳だった頃の日記を読めばわかる。
赤面すること必至。
彼女のそのあっけらかんとした無敵のメンタリティー、どこかで感じたことがあるぞ。
そうだ!
「インパラの朝」の中村安希だ。
インパラの朝―ユーラシア・アフリカ大陸684日 (集英社文庫)
- 作者: 中村安希
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2013/01/18
- メディア: 文庫
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「インパラの朝」は世界放浪の旅ルポ。
この書き出しにノックアウトされた。
私は45リットルのバックパックの底に
980円のシュラフを詰めた。
3日分の着替えと洗面用具、
パブロンとバファリンと正露丸を入れた。
それからタンポンとチョコラBB。
口紅とアイシャドウと交通安全のお守りを用意した。
パソコンとマイクとビデオカメラを買い揃え、
小型リュックに詰め込んだ。
果物ナイフや針金と一緒に、
ミッキーマウスのプリントがついた覆面も忍ばせた。
そして、ジムで鍛えた両腕に四本の予防注射を打ち、
体重を3キロ増やして日本を離れた。(中村安希『インパラの朝』)
先日、60になった。
南谷真鈴は娘じゃなく孫の世代だ。
いまの若いのは男よりも女の方が強いな、と思う。
平和な証拠かもしれない。
そうじゃない時代にならない前に死にたい。
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