ぷよねこ減量日記 since 2016

結果が、最初の思惑通りにならなくても、そこで過ごした時間は確実に存在する。そして最後に意味をもつのは、結果ではなく、過ごしてしまった、かけがいのないその時間 である。 (星野道夫)

2016/11/26 パン屋を襲わずパンを買う。

 気持ちいい快晴、寒くなく暑くなく、かすかにひんやりして風はない。

ジョギングで夙川を遡上、阪急夙川駅周辺でパンハンティングの朝です。

ニュージランドのブランド Macpac の小さめのバッグパックを背負って走る。

先々週の明石海峡ランの時にも背負って走った。

ウエストベルトのないタイプだが徐々に馴染んで走りやすい。

DayPacks | Products | macpac

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先月、大阪マラソンでパン職人の女性ランナーを取材した。

パンをつくる工程を見せてもらった。

西宮の中央図書館に村上春樹のコーナーがあってこのタイトルが目に入った。

若い頃に読んだ記憶がある。

懐かしき1980年代。

「パン屋を襲う」と「再びパン屋を襲う」

あとがきを読むと「パン屋襲撃」と「パン屋再襲撃」に細かく改編して改題したのだとある。

どこが変わったのか僕にはわからなかった。

ドイツ人女性のイラスト入りの絵本仕様になっていた。

読むと懐かしいあの頃の気分が甦ってきた。

パン屋を襲う

パン屋を襲う

 

 

で、パン屋を襲わずにパンを貨幣と交換して手に入れた。

最初はトリコ、半地下のひそやかなパン屋さん。

土曜日なのでハードトーストがあったが今日はバケットとカンパーニュを1/2買う。

麦の穂のように先のとんがったバケット。

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山手幹線を挟んでコンセントマーケットへ行く。

狭い店内は混んでいた。

入ると潮が引くように客がいなくなった。

ハルキタトーストを1/2斤買う。

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マンションの玄関。

自撮りしてみた。

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5階のエレベーターのドアが開くと目に飛びこんでくる風景。

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今朝はパンではない。

パンは明日の朝用だ。

でも、せっかく焼きたてなので少しずつ食べる。

朝食兼昼食後、いっしょにスポーツオーソリティーへ行く。

冬物の一部が30%引きになっているそうなのだ。

ヒロはCWXのふくらはぎを締めるサポーター。

僕は欲しいものが無かったが30%引きなのでもったいないと、

先日買ったものと同じ長袖のコンプレッションTの色違いを買う。


フィデル・カストロが死んだ。

92歳だった。

そうか、カストロが死んだのか…。

20世紀がまた遠くなった気がした。

前政権を追放しキューバ全土を制圧、解放した時、カストロは32歳だった。

その狂おしいほどに激しい人生、自分が2016年まで生きると思っていただろうか。

寿命は自分で決められない。

カストロはトランプ大統領の誕生をどんな思いで聞いたのだろうか。

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数年前に佐々木譲が書いたカストロのドキュメントを読んだ。

 「冒険者カストロ」という文庫本。

面白かった。

感想を再録する。

冒険者カストロ (集英社文庫)

冒険者カストロ (集英社文庫)

 

 

佐々木譲『冒険者カストロ』読了。

事実はフィクションより数段おもしろいことを再認識する。

蜂起、失敗、投獄、亡命のループ。

CIAや独裁者バティスタらがなんど彼の暗殺を試みたことか。

チェ・ゲバラもそうだが、カストロもそれ以上に刺激的な人生。

普通の人生とは対極にあり、ゆえにヒーローになり得た。

彼の生き方から教訓を得る、なんて生やさしいもんじゃない。

真似すればいくつ命があっても足りない。

 

今はなき日本版『プレイボーイ』へのルポから始まった。

ジョーは90年代にそんな社会派の海外ルポを多く書いている。

ゲバラは書き尽くされている。

死んだ者は英雄にあり得るが、生き続ける者は英雄になり得ないのか。

今も権力者であり続けるかつての同志であり老雄を描きたかった、とのこと。

 

いや、それにしても…。

読了後、もっとも心に残るのは、『不屈』という単語。

ちょっと昔で言えば“懲りない奴”だ。

カストロの人生は実を言えば失敗の連続だった。

文字通り、命をかけた試みで何度も失敗を繰り返している。

本で読む限りでは、その試みはあまりに安易、楽観、ズサンな計画だった。

伝説となった『グランマ号の上陸作戦』もそうだった。

80人の仲間が次々と殺され、生き残ったのは12人(16人という説も)。

明らかに作戦失敗、部隊は壊滅といってもなんら不思議でなかった。

その時、チェ・ゲバラはフィデル・カストロの信じられない言葉を聞いた。

『銃は七挺ある。われわれは戦いに勝ったぞ!』

こいつ狂ったか、とゲバラは思ったそうな。

そこから反撃に転じるのだが、フツーは仲間がバタバタ死んだら『勝った』とは言えない。

ほぼ全滅なのにね。

独裁者バティスタにカストロはぼこぼこにされたあげく、

『きょうはこれくらいにしといたらあ』だよ。

 

『キューバ危機』(キューバによると『10月危機』)の緊張感は凄い。

結末を知っていても、あれは世界全面核戦争の危機だったのだと思う。

ケネディ対フルシチョフ、そしてフィデル・カストロ。

オールスターキャストだ。

1962年10月、僕の生まれる前の出来事ではない。

僕が幼稚園の年長組だった「けし組」に通っていた秋のことだ。

ケネディもフルシチョフも死んだ。

フィデル・カストロは生きている。

 

革命でキューバ全土を制圧した時、彼は32歳だったのだ。

 

 

11月26日、ヒロの58回目の誕生日でした。 

コープデイズの地下の花屋で花束を買う。

いつも自分で選ぶとトルコ桔梗とかすみ草ばかりなので店の人におまかせする。

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料理は誕生日の人が自分で作った。(笑)

風邪気味なので風邪撃退鍋、豚肉と白菜とほうれん草の鍋。

にんにくと生姜をたっぷり。

お酒は灘酒造巡りをしてきたA部氏にもらった福浜鶴の生原酒。

ケーキはコープで買った栗のロールケーキ。

プレゼントはカシミアのタートルネックセーター。

こんな色で、首のとこがゆるめのセーター欲しかった、と嬉しいお言葉。

ユニクロのセールで5990円でした。

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この本も欲しがっていたのでクオカードで購入する。

どんなに体がかたい人でもベターッと開脚できるようになるすごい方法

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