ぷよねこ減量日記 since 2016

結果が、最初の思惑通りにならなくても、そこで過ごした時間は確実に存在する。そして最後に意味をもつのは、結果ではなく、過ごしてしまった、かけがいのないその時間 である。 (星野道夫)

2016/11/8 挑戦と挫折

朝から冷たい雨が降り出す。

数日前から電気ストーブをつけている。

年々、寒がりになっていく。

昼イチで「永い言い訳」「金メダル男」を続けて見ようと目論んでいたが雨で挫ける。

せめて、と衣更えをする。

ランニングや登山用のウエアがどれくらいあるのかを確認する。

マラソンの参加賞のTシャツを含めると売るほどあることに驚く。(売れないけど)

ウインドブレーカーも、長袖シャツも、半袖シャツも、タイツも3種類以上ある。

でも、本当にお気に入りのものがない。

夕方観た「金メダル男」の主人公 秋田泉一と同じで単に気が多いだけの安物買いは直らない。

一つのことを好きになること、一心不乱に打ち込めるのも才能だと衣更えしながら思う。

それとも他を捨てる勇気がないだけなのか。

 

白馬のペンションで覚えた料理「さんまぐるぐる」が食卓に載る。

2回目で改良されてひとつはローズマリー風味、ひとつはカレー風味。

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3時過ぎに雨が止む。

図書館へ本を返し、そのまま西宮ガーデンズへ行く。

「金メダル男」@TOHOシネマ西宮

ムビチケの招待券で入る。

16時50分の回はビジネスクラスのシートのようなプレミアボックス。

客は僕を入れて4人だった。

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退屈はしなかった。

主人公 秋田泉一は1964年生まれ、僕と年代記が重なる部分が多い。

時代時代に流れる音楽や流行り物のディテールが楽しい。

  東京オリンピックの開催に日本中が沸いていた1964年。

  長野県塩尻市に秋田泉一という男の子が誕生した。

  小学生時代に運動会の徒競走で1等賞に輝いた彼はその幸福感にとりつかれ、

  以降、絵画や書道、火起こし、大声コンテスト、鮎のつかみ取りに至るまで

  ありとあらゆるジャンルで1等賞をゲット。

  いつしか“塩尻の神童”“塩尻の金メダル男”と呼ばれるまでになっていた。

  ところが中学に入学すると、思わぬ落とし穴が彼を待っていた。

  1等賞からすっかり見放された泉一は、高校入学後に巻き返しを図るが、

  それは壮絶な七転び八起き人生のはじまりに過ぎなかった……。

 主人公と共通するところが多く、オバカなシーンを観ながら身につまされる。

・ひとつのことに集中出来ない性分

・早熟で、最初は平均より上だが愚直さに欠け、最後は下位に甘んじる。

 もっと壮大だがインド映画にこの手の「男の一代記」的なものがあり、2つの映画を思い出した。

「きっと、うまくいく」と「マイ・ネーム・イズ・ハーン」

今回の主人公は「きっと、」とルックスも似ている。

スケールは小さいが日本版「フォレスト・ガンプ」でもある。


金メダル男 Gold Medal Man (2016) 映画予告編



映画を見終わって外へ出るとまた雨が降っていた。

Mandaiで板こんにゃくとワンカップのにごり酒を買って帰る。

今夜は山形風芋煮鍋だ。

牛肉、里芋、こんにゃく、大量のきのこを食す。

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