2019/8/29 Thu. 「火口のふたり」18禁映画を観る

朝10時スタートのMOVIXあまさがき、今年20本目の劇場鑑賞です。

客は10人ちょっとだったろうか。

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白石一文の原作、珍しくエリートたちが主人公じゃない「ふたり」だけの物語

原作は読んでない。

舞台は秋田、登場人物はこの二人のみと言っても間違いじゃない。

会話とセックスで進行する。

世界の終わりを予感させる日常。

音楽は下田逸郎。

劇中歌の「早く抱いて」を歌っているのは伊東ゆかり。

スクリーンの中の行き詰まり感、やるせなさ感にピタリと合う。

薄暗い季節に一人旅をしてて、ふらりと訪れた町のどこか懐かしい感覚。

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少し前に見たというH田がLINEで

「笑ってしまうシーンも多くて、思ったよりハードル高くなかったです」と書いてきた。

そう、会話にクスリと何度も笑った。

おばちゃんの笑い声も映画館に響いた。

柄本佑も悪くないけど、やっぱり瀧内公美がいいなあ。

虚無的な無表情も、いらずらっぽい笑顔のどちらもいい。

それでいて地方にいそうなそこそこ美人的な雰囲気もあり。

男っぽい話し方を聴きながら、これって「平場の月」の須藤じゃん、って思った。

「夢みたいことをね、ちょっと」

「話す相手として青砥はもってこいだ。」

「会わせる顔がないんだよ」

みたいな。

予告編のセリフを聞けばわかる。

 

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18禁なんていつ以来だろう? 純文学のテイスト漂うビジュアル。

 

余談だけど、主人公の直子が結婚後の新居にする一戸建てがある。

日本海に面した海辺の洋風住宅。

「中古で500万だったよ」

そうか、地方だとそんなもんなのか。

つい福井の「一戸建て 中古 福井」をググってしまう。

 

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タイトルの「火口のふたり」はこの一枚の写真から。

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「彼女の人生は間違いじゃない」以来、瀧内公美の映画はチェックしている。

とはいえ、映画の主演はこれが3本目か。

NHK「ゾンビが来たから人生見つめ直した件」では助演として出ていた。

笑顔もいいけど僕は彼女の虚無に惹かれる。