ぷよねこ減量日記 since 2016

結果が、最初の思惑通りにならなくても、そこで過ごした時間は確実に存在する。そして最後に意味をもつのは、結果ではなく、過ごしてしまった、かけがいのないその時間 である。 (星野道夫)

2019/8/27 Tus. 「捨てゲームなんてない」と未来の自分が言う

また同じ過ちを繰り返してしまった。

朝、起きたら何もやる気が出ないくらいに疲れていた。

きのう無駄に夜更かしして。それでも何とか3日間の予定を立てた。

起きたらこんなTO-DOは、瞬殺で無理! と即断。

やらねばならぬ圧もないから気楽なものですが…天気と同じように気分もどんよりする。

 

検証しておこう。

きのう朝から飛び込みの現場取材があった。

なんやかんやでうまくいかないこともあり、それでも何とかやりきり、午後2時に終わる。

西宮北口へ電車で戻り、自転車でJR駅へ。

駅前の吉野家で遅い昼食、生ビールを飲む。

映画「火口のふたり」を見に行こうかなと思ったがやめた。

疲れていた身体にビールがアカンかったのかグッタリ感が増す。

そうなんだよね。

けっこうな脱水状態だった。

終わったあとの水分の摂り方、飲むピッチがちょっとヤバかった。

糖尿病のスイッチが入ったんじゃないか、と思うくらい。

吉野家から自宅へ戻る。

ちょっと冷たい甘みが欲しくなりセブンイレブンに寄って小豆モナカを買う。

この夏はこういう行動もなかった。

去年はあったのだ。

8月終わりから9月にセブンイレブンでアイスバーをよく買って食べた。

このときは今思えばすでに高血糖だった。

夕方4時前に帰宅して畳の上で昼寝を決めこむ。

起きたのは7時前だった。

3時間弱の昼寝。

長すぎる。

夜は眠れない。

就寝は3時過ぎだった。

睡眠時間も短いが、もっと問題は就寝時刻が深いこと。

24時までに寝れば5時に起きてもそんなにぐったり感はない。

でも、3時に寝て8時に起きたら半端ない疲労感が残る。

いや寝たときの3倍くらい。

翌日の午前中は何もやる気が起きない。

要点を上げ検証しておく。

 

1. 脱水に近い疲労があった。

2. アルコールを入れた。

3. 昼寝が長い。

4. 就寝時間が遅い。

 

何が決定打だったのか。

1 は避けがたい。

仕事を続けていたら仕方ないこと。

そのあとの対応が問題で2から4は全てがアウトだ。

飲まずに映画へ行くのもよくなかったかも。

エアコンが効いた空間で疲れていたら眠ってしまうだろうから風邪をひいただろうな。

昼寝が出来る条件ならば1時間以内にして、ぬるい風呂に入って汗を流すべきだった。

2と3をしてしまったとしても4だけは避けるべきだった。

結論は、午前中に疲れてしまったら仮眠は最小限にして早めに寝ること ですね。

そして、高血糖のサインには極力敏感になること。

 

いま、Kindleで読んでいる本「交通誘導員ヨレヨレ日記」、面白く哀しい。

交通誘導員ヨレヨレ日記――当年73歳、本日も炎天下、朝っぱらから現場に立ちます

交通誘導員ヨレヨレ日記――当年73歳、本日も炎天下、朝っぱらから現場に立ちます

 

この仕事をする高齢者たちは体調管理をどうしてるのだろうか?

マサオのことを想像する。

ぼくの昨日の脱水どころではないだろうと想像する。

 

きょうは捨てた。

そうしよう。

敗北感あり。

おおげさだけど。

別にこれで仕事を首になるわけではないけど。

高齢者ゾーンに足を踏み込んでいつまで同じことやってんだという…ね。

「ああ、今日は捨て日だ」と捨て鉢に言うとヒロが言う。

「そんなん思わんと休養日やと思ったらええやん」

 

ふたりで暮らしてるとたまにこういう利点がある。

だよね、と自分に言う。

想像する。

いつか…一日中いっしょに家にいられる日が大切に思える日がくるかも知れないと。

そう、休養日だと思いましょう。

嫁と一日中いっしょにいたけど世界柔道の中継以外は二人とも別々に3本のそれぞれ映画を見た。

ヒロはWOWOWのホラー映画特集で「ゲットアウト」他2本。

僕はamazonで「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」「つむぐもの」「デス・ウィッシュ」

夜にオンデマンドで「吞み鉄本線 日本旅 〜石北本線〜」を観る。

休養日にこれだけ観られたらいいけど、眼は休養させてないわ。

 

「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」(2016年12月公開)

なんでこの映画を観たのか?

amazonプライムで観られるリストにあった。

お、小松菜奈か。

そういえば予告編をよく見た記憶がある。

2016年の12月公開だから、その年の秋から冬にかけてだろう。

予告編を見ても観たいと思えなかったカテゴリーの映画。

それでも女優が観たいと思えば観たけど当時は小松菜奈がそれほどいいとは思えなかった。

いまは…お、小松菜奈なんだ、と本編をちょっと見始めた。

電車のシーン、あれ?これ叡電だ。

出町柳行き? 宝ヶ池の駅? 

舞台は京都なのか。

で、見始めてしまう。

 

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彼女の秘密とは?

彼と彼女とは時間の進み方が違う。

彼は通常、彼女(小松菜奈)だけが逆方向。

彼の過去から遡って生きている。

それがわかってもピンとこなかった。

もちろんファンタジー。

SFにしたらかなり無理がある。

切なくするための設定だ。

最初にてをつなぐシーンで小松菜奈が涙ぐむのはそういうことだったのか。

これが最後だった。

つまり出会いのシーンは…。

なんだかなあ、と僕らオトナは思う。

でも、あれ?

これって『アバウト・タイム 〜愛おしい時間について〜』からインスピレーションを受けてる?

あの映画は過去にだけ(未来は行けない)タイムスリップ出来る家系の男が主人公だった。

その能力を踏まえて、映画の中では 幸せに生きるためのアドバイス が3つあった。


 ・日々を普通に生きること。


 ・つまらないと思った一日があったら、その一日をもういちど振り返ってみること。  
  考え方や見方を変えるとまんざらでもない時間が流れているはず。


 ・未来から来た人間だと思って今を大事に生きること。

 

そう、「未来から来た人間」が小松菜奈だったのだ。

思えば、もし僕が「未来から来た人間」だったら、今日の自分になんて声をかけてるだろう。

病気になって入院してたら、今の境遇をどう思うだろう?

 

「つむぐもの」(2016年3月公開)

これは公開の時に観たかった映画。

舞台が福井、主演がキム・コッピ(「息もできない」)、吉岡里穂も出演している。

このころ、福井在住の宮下奈緖のエッセイを読んでいた。

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キム・コッピはいろんな表情のある女優。

韓国人女優によくある整形美人ではなくてナチュラルなとこがいい。

石倉三郎はこのとき68歳くらいか。

黒光りする瓦屋根の町は和紙の産地 越前市。

武生から東、山の麓あたり。

越前大野や勝山、福井、丸岡、小浜、福井は18きっぷ圏内だしいろいろと行ってみたい。

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3本目はリラックスして観たエンタメ系「デス・ウィッシュ」

久々のブルース・ウィリス主演の復讐劇。

妻と娘を惨殺された外科医、警察が頼りにならない、自ら復讐するべき殺人マシーンと化す。

ウエスタンであり、必殺シリーズである。

底辺に流れてるのはアメリカの自衛武装精神。

でも、これリベラルな民主党支持の俳優だったら断るだろうなとも思った。

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六角精二が石北本線を旅する。

タウシュベツ橋梁跡がいい。

2001年にヒロとこの近くまで行ったけど当時はそれほど知られてなかった。

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石北本線はたぶん特急しか乗ったことがない。

というかほとんど普通は旭川と上川の間しか走ってない。

遠軽、北見、網走は特急停車駅だ。

遠軽あたりの蕎麦屋に行った記憶があるが…。

遠軽の炉端焼きの炙りタコが酒に合いそうだ。

居酒屋 炉ばた(北海道紋別郡遠軽町大通北/居酒屋) - Yahoo!ロコ

上川の生まれてまもない酒蔵や北見の地ビールのビアホールも良かった。

上川大雪酒造株式会社

オホーツクビール公式サイト – オホーツクビール株式会社ホームページ

吞み鉄したいなあ。

いつもながら選曲がいい。

ヘロンというトラッド系のグループ、いつもの下田逸郎。

壇蜜の声もいい。

かわいいなあ。