人は誰かに導かれ旅に出る。
行き先を決めるのはたわいもない理由だったり、事の成り行きだったり、
作家や音楽家や知り合いの誰かのマネだったりする。
行き先を決めるのは自分ではない。
おまえはここへ行け、と誰かが囁く。
知らず知らずのうちに誰かに導かれ、同時に誰かをどこかへ導いている。
三宮バスセンター 8時50分発の日本交通の高速バスに乗る。
3列シートでのんびりとおにぎりを食べていたら11時過ぎには鳥取駅前に着いていた。
雨は上がっていた。
ホテルに荷物を預け街歩きを始めた。
最初の目的地は決まっている。
市内の中心部にある古い建物群。
水丸さんが案内の冒頭に書いていた場所。
鳥取たくみ工芸店は、昭和七年に鳥取の医師吉田璋也により創業された。
【日本100名城・鳥取城編】球型の石垣と片山東熊の建築が共存する類例ない名城
メモ:鳥取行きのバスの中で運転免許証を忘れたことに気づく。
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