京橋から環状線を半周まわって大正駅に来た。
A部氏がポルトガル旅行の土産と文楽のチケットをくれるというので、ならばと大正駅を指定。
よしむらの吉村さんから大正駅前の珈琲専門店と立ち吞みを紹介してもらってて、
いつかは行きたいなと思っていた。いい機会だ。
A部氏がビデオカメラを借りたお礼にとA木を誘う。
うーん、3人以上で吞みたくはない気分なのだが…ま、いいか。
ゴチになろう。(笑)
酒量と食べる量は自分でコントロール出来るだろう。
大正区全図。
大正駅は端っこにある。
おそらくほとんどが埋め立て地なんだろう。
驚くべきは渡船の数。
ここは独特の風土、面白いなあ。
いつか冬の暖かい日にブロンプトンで回りたい。
もともと区割りされるときに新港区になるところだったのが大正橋からとった大正区になったそう。
Diabeter ぷよねこカフェめぐり #2
天満橋「雨音」に続き、大正駅から歩いて30秒の「井尻珈琲焙煎所」へ行く。
吉村さんから必ずネルドリップを頼むべしと言われていた。
もともとから喫茶店だった店を自分好みに改装したのだろう。
シックで高級感のある内装、暗めの照明、落ち着きます。
カウンターが一席おきの等間隔で埋まっていた。
テーブル席(3人掛け)を薦められる。
10分ほどしてネルドリップのブレンドが出る。
杏のパウンドケーキも注文しておいた。
一啜りする。
美味い。
バランスがいい。
濃いめで好み。
店で飲むにはこれくらいの濃厚さは欲しい。
パウンドケーキもおいしい。
しっとり、甘酸っぱい。
量も少なめで按配がいい。
勘定のときに「星霜」さんで聞きましたと言う。
ここは星霜さんの紹介だけなんですよ、とオーナー。
ゆっくりしたいときにわざわざ環状線を半周して来たい店です。
A部氏と合流、サファリジャケット風の上着で現れる。
報道ドキュメンタリーの人って感じ。
A木は15分ほど遅れるとのこと。
さて、どこで待とう。
「クラスノ」へ行く。
名著「大阪下町酒場列伝」の冒頭にあるザ・大衆酒場で一度は来てみたかった。
A部氏と合流する前に覗いたが満席のようだった。
ダメもとで聞いてみたらテーブル席が空くそうな。
A木を待ちながらクラスノで飲み始める。
ちなみにクラスノとはシベリアの街クラスノヤルスクに由来している。
初代のご主人が抑留されていた収容所があった極寒の地だ。
さすがの人気店、客がひっきりなしに入ってくる。
A木がダダ遅れで還暦中高年二人組は心苦しい。
くわ焼きを3種類ほど、瓶ビールでつなぐ。
突き出しのえんどう豆の卵とじが嬉しい。
A木が40分遅れで到着。
ここでクラスノ名物だし巻き270円を注文する。
これか!
何とも言えぬ絶妙の味つけでした。
茄子の味噌田楽220円、安い旨い。
「さのや」へ行く。
大正にしたのはそもそもここが目当てでした。
ウラ難波の「丑寅」から派生した立ち吞み。
そっけない入り口にプレミア感が漂う。
丑寅、虎食堂、独酌虎徹に通じる空気感です。
運良く、奥のテーブルが空いていた。
お酒は2単位ちょっとに抑えられたかな。
ここもつまみが美味しい。
A部さん発注のまぐろとキハダの造り、A木発注の牡蠣のしょうゆ焼き、ハムカツ。
僕は渾身のハンバーグ目玉焼きので350円、こいつは虎食堂での人気メニュー。
ここでも好評でした。
帰宅したら2019年のカレンダーといっしょにハズキルーペが届いていた。
amazonで7388円だった。
いまは遠視が進みパソコンはなんとかなるけど本や新聞が読めない。
焦点を合わそうと目を離すと焦点は合うけど文字が小さくて読めない。
マジで読めない。
1.6倍のルーペ、今は本を読むのに不可欠。
でも高いなあ。
かけてみた。
見え方は500円のルーペグラスとそれほど変わらない。
周辺のひずみが軽減されているくらい。
軽い。
他は…それほどの差は見いだせず。
少し残念に思う。