2017/11/4 行間を読むということ。

「行間を読む」とは?

ある人の解釈をラジオで聞いた。

いわゆる書かれていないことを読み取るという意味とは違う。

 

「(小説の取材中に、ある人から聞いたんですけど)、

本を読んでる時って、ストーリーを追ってるんですけど、

まったく違いことを考えてる瞬間ってないですか?

本を読みながら自分はこうだったなあとか、自分ならこうするなあとか…。

そのときが行間を読んでる瞬間なんですって。

なるほど、と思って。

その書かれていることに則して、自分の哲学であったりとか、

自分の人生を振り返っている瞬間、これが行間を読んでるってことで、

なんて豊かなんだと思いました。

そのときに、今はすごい受け身だけれど、これって自分が時間をコントロールしてる。

本を読んでる間は自分の時間で自分で思考してる。

今の時代っていうのはそういう時間がどんどん削られてるので、

ものすごく豊かな、文化的な行為じゃないかって。

だからこそ、(読書、行間を読むこと)はいまの時代に必要ではないかと。」

                             (小説家 塩田武士)

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いまは短くて感性に訴えてくる余白のない表現がもてはやされる。

SNSも、テレビ番組も、もちろん広告も。

だらだらと長いものは却下され、出来るだけ簡潔に短く伝えるものが是。

一方的に発信され、僕らは受け手としてメッセージを受け取る。

心地よければ…それだけで終わる。

 

最近、本を読むのが遅い。

もちろん可処分時間をネットや他のメディアに奪われているのが最大の要因だと思う。

でも、もうひとつ、この “行間を読んでいる” 時間も遅読に拍車をかけている。

物語の中に起こる出来事と自分の経験がどこかで摩擦を起こす。

あのころ、自分は何を考えていたんだろう?

あの場所はいつごろからご無沙汰してるだろうか?

また、行ってみたいな、とか。

開いていたページをいったん閉じて、しばし5分とか、10分とか…。

いま読んでいる司馬遼太郎の「関ヶ原」でも、登場する武将を、その行動を、

知らずと自分のキャリアで出会った人や組織や経験に置き換えている。

道草ばかりして前に進まない。

まあ、遅くはなるけど、楽しくなくもない。

急いでも残りの人生で読める本は限られている。

読み漁ってもどうせ内容はすぐに忘れてしまう。

寄り道しながら読んでも、それなりに楽しい。

豊かなのかもしれないなと思う。

 

ただ、可処分時間を出来るだけ読書に充てたいなと思う。

 ある程度のスピードが必要なミステリーもあるし。

 

 上記の話を iPod で聞きながら4キロだけ走った。

4日前よりも少し色づきが進んでいた。

でも、今年の街の紅葉はダメだね。

かさかさに乾いてる感じで色も鮮やかではない。

葉に潤いがない。

10月はあんなに雨が降ったのに…。

去年の同じ時期、同じ場所はこんな感じだった。

2016/11/9 ドナルドvsヒラリー - ぷよねこ減量日記 new / since 2016

そうか、トランプが大統領になってからほぼ一年が経つのか…。

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長雨と台風21号で倒れたプラタナスの樹は撤去されていた。

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河口の砂嘴にカメラマンが集まっている。

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カメラを向けている先。

ユリカモメ、カワウ、ウミネコ…いつもの連中。

珍しいのがいるのかな?

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2時過ぎに家を出る。

堂島でフルサービスの散髪、ヘッドスパを無料でしてもらう。

ヒロの腕時計をヨドバシ電池交換してもらうべく1時間待ち。

その間に7倍ポイントのアルビのモンベルへ行く。

いま、薄手のウインドパーカーの利用頻度が高い。

もう一着、登山用にも欲しい。

ULストレッチウインドパーカーのセレンブルーを購入しておく。

500円の商品券も使えるし。

 

今月、ヒロの誕生日なのでプレゼントを考えている。

彼女は結婚して仕事をやめてから腕時計をする習慣がない。

JALの機内誌にニクソンの腕時計に関する記事を読んだ。

いいかもしれない。

本人に聞いてみたら、腕時計は動いてないのがいっぱいあるんだけど、と言う。

3つ出してきた時計に見覚えのあるものが。

タイメックスの男女兼用のアナログのエクスペディション。

これ僕がプレゼントしたものだ!

電池が切れて動いていない。

交換出来たら使いたいとのこと。

ヨドバシで交換出来た。

秒針が動き始めた。

少なくとも15年以上は止まっていた針。

ちょっと感動した。

で、プレゼントの選択肢が消えた?

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帰りは急に寒くなる。

木枯らし吹く夜、鍋で吞む。

今シーズン、我が家の鍋の第2弾は僕のリクエストでキノコ鍋でした。

スーパーで買った6種類のきのこ。

椎茸、舞茸、ぶなしめじ、霜降りひらたけ、えのき、なめこ。

肉系は豚と鶏のつくね。

いい出汁が出て胃腸にやさしい。 

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近所のユアサ酒店で買ってきた奥播磨の山廃純米「播秋」が合う

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〆はどん兵衛の袋めんを投入。

ちょい固めの麺がきのこ出汁を吸って美味。

20代や30代のころはきのこの鍋なんて年寄りくさいもの、その存在も知らなかったと思う。

人は変わる。

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