ぷよねこ減量日記 since 2016

結果が、最初の思惑通りにならなくても、そこで過ごした時間は確実に存在する。そして最後に意味をもつのは、結果ではなく、過ごしてしまった、かけがいのないその時間 である。 (星野道夫)

2017/8/24 いつだって午後はグッタリ

この夏、活動量が落ちている。

絶好調な感覚がないのはナットク済みだが、思った以上に身体が重い。

(実際、体重も重いのだけれど)

魔の時間帯がある。

昼ご飯食べたあと2時間から3時間が一番活動が鈍る。

というかぐったり疲れた状態になる。

もしかして血糖値が急上昇してるのか? と疑うくらい。

これが60歳の身体感覚だろうか、この先どんどん老化していくと思うと悲しくなる。

街中、駅やモール、書店をちょっと歩いて人ごみで立ち尽くすこともある。

梅田や三ノ宮に高齢者向けの仮眠スペースがあったらなと思う。

 

四十代のころまでは変な自信があった。

街を歩いてて自分に向かって暴走車が来たとしてもとっさに避けられると思ってた。

いまはなすすべなしに立ち尽くす自信がある。

自動車テロに遭わないように祈る。

 

でも、夕方、陽が沈む頃には割と元気になってる。

身体が夜型になっているのだろうか。

 

ことしも夏山に行きそびれた。

去年も低調で8月は日帰りで伊吹山でした。

遡ると2013年に白山、2011年に栗駒、鳥海、月山、

縦走登山は2005年の大日〜立山以来行ってない。

滑落で九死に一生を得た槍穂高縦走は17年前になる。

 

この8月は山は諦めたけど日本海の岬へ行ってみたい。

経ヶ岬灯台なら日帰り出来るかな。

 

処暑を過ぎたのにきょうは酷暑だった。

映画「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」をMOVIXあまがさきで観た。

中学生の夏の一日を90分のアニメにしたもの。

絵はきれいだったけど登場人物に誰一人感情が移らなかった。

還暦男が中学生に感情移入できないだろ、と思うだろうけど

「秒速5センチメートル」では小学生になれたし、要は登場人物の問題だろうと思う。

僕はこの映画ダメでした。

男子も女子も大人もみんな行動や言動にちょっとずつムカついた。

残念だけど合わなかったんだろう。

原作は1980年代に放送されたテレビドラマらしい。

こっちは小学生という設定。

もう一度時間を巻き戻せるという虹色の玉も出てこないらしい。

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見終わって午後6時。

ジェイ尼の街が金色に染まっていた。

去年、8月末に「君の名は。」を観たときもこんな風景だった。

 

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ホームから見た鉄路、定番のポジションから何枚か撮る。

尼崎からこの鉄路にのって甲子園口へ。

「たくみ」のカウンターで焼き鳥を8本ほど食べて瓶ビールを飲む。

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帰宅後、残り20分になっていた元祖「猿の惑星」(1968年)を観る。

1968年だからCGなし、特殊メイクのみの撮影で実に牧歌的な映像だ。

あの全米ライフル協会のチャールトン・ヘストン主演。

光速を超える速度で宇宙を旅して不時着した星は類人猿に支配されていた。

実はその星は…というオリジナルのプロットは素晴らしい。

宇宙船の特撮はウルトラマンやウルトラQ のようだった。

2017年から見ると支配する猿たちが人間に対して寛容すぎるように思えた。

会話も知的で民主的で…これが1968年当時の感覚なのだろう。

NHK教育テレビの人形劇を見ているようでもある。(笑)

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宗教画のような構図。

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朝、整体とプールへ行ってた時、マンションの管理人が来て、

先日エアコンの工事をしてました? と聞かれたそう。

近所から騒音がすると報告があったそうな。

電気ドリルの音? そんなもの一瞬、15秒くらいだろう。

エアコンの設置工事も届けなければいけないの?

と聞くと、その必要はないとのこと。

お互い様だ。

苦情を言ってるのは誰?

聞こうとしたがやめておく。

前に佐藤愛子さんの本にもあったが、昔の日本人はこれくらいの音に寛容だった。

いまは幼稚園に苦情殺到するらしい。

今にエアコンの室外機のファンにも苦情が出そう。

長生きはしたくない。