「マンチェスター・バイ・ザ・シー」@リーブル神戸
灰色の雲とそれを映す海、アメリカ東海岸の陰鬱な海辺の街。
主人公の過去が、自分の知ってる幾人かのリアル友人の体験と重なって、
途中から主人公兄弟の友人ジョージの気持になって観てました。
自分を責めてもしょうがないから忘れようぜ、と言いたくても、
本人じゃないから言えず、立ち尽くし、ただ時間だけが過ぎた。
いいことと悪いこと、悲しいこと、嬉しいこと、忘れたいこと、
忘れられないこと、どっちもハーフハーフ(どこかで聞いた言葉)のまま、
着古したシャツみたいに、人生は続く。
そのやるせなさで今晩もビールを飲んでしまう。
重い過去を背負ったまま、それでも主人公のリーはわずかな “希望” とさえも言えない
ささやかな望みを叶えようとします。
人生って みんながハッピー! なんて具合にはならないですもんね。
角田光代の中編小説に「それもまた小さな光」ってタイトルがあるけど、そんな感じ。
自分に出来ることからコツコツと、ってそんな映画じゃないって?(笑)
ことし観た映画でいえば「ブルックリン」とか「ブラインド・マッサージ」にも
同じような読後感(?)があった。
個人的な発見としては元妻役のミシェル・ウイリアムス。
「フランス組曲」の清楚な役柄とイメージが変わって、
ちょっとやさぐれたアメリカ郊外に住むバツイチ女の役、女優や!って思った。
ちなみに自慢にもならないですが、僕はUKのマンチェスター(2泊)も、
映画の舞台になってるマンチェスターも(車でかすめただけだけど)行ったことがあります。
▼の2枚はコーベ・バイ・ザ・シーの一コマ。
メリケンパークに出来たスターバックスと夜に走った みなとの森公園のトラック。
新しい月。
僕はあといくつ新しい月を迎えることが出来るのか。
1年で12、5年で60、10年で120、そう思うと月の始めくらいは大事に過ごしたいと思う。
朝イチでナレーション録り。
きょうも晴れて、少し蒸し暑い。
5月の勤務表を記入してたらすぐに昼過ぎになった。
JRで元町に出る。
「元町通り3丁目」という名前のカレー屋に入る。
キーマカレーに煮玉子と葱がのったもの。
カレーの味は悪くない。
玉葱スープがサービスでついてくる。
メリケンパークへ行って新しく出来たスタバで6月のスケジュールを立てよう。
歩き始めるときょうはかなり蒸し暑い。
ポートタワーの下によく聴いているFM放送局があった。
メリケン波止場に大型客船「飛鳥2」が停泊していた。
でかい!
右のオリエンタルホテルと比べても船の方が大きいのでは?
アカデミー主演男優賞受賞『マンチェスター・バイ・ザ・シー』予告編
石川武司トリオ&平野翔子@SONE
第3ステージから聴く。
石川トリオが、リクエストらしきチャーリー・ヘイデンの our spanish love song から始まり、
イーグルスのホテル・カリフォルニアでお約束のドラムスほったらかしがあり、平野翔子が登場。
彼女は4曲ともDで始まる曲を歌う。
day by day 、desperad、曲名は知らないがコケティッシュな歌、そしてスティービー・ワンダーの
はDon't You Worry 'bout a Thing(くよくよするなよ)で〆。
編成Mが4ステージ目から合流。
トリオがジプシー・キングスのinspiration とジョニー・ハートマンとコルトレーンでおなじみの
one and only love 、翔子さんがマイフェアレディの「君住む街角」、ノラ・ジョーンズの
seven years 、最後はchange the world 誰の曲だったかど忘れしたが、そうそうクラプトンでした。