「キングコング」を見ようか、「SING」を見ようか、迷っているうちに時間切れ。
21時からは「バーニングオーシャン」しか残ってなかった。
“衝撃の実話” ものです。
そういえば…とおぼろげにしか記憶にないけど…2010年の4月20日の出来事。
日記を確認してみたけど記述はなかった。
まだ国内も民主党政権で、新聞が支持率低下を毎日のように書いてるころだった。
原題は「ディープウォーター・ホライズン」、メキシコ湾の石油掘削施設の名前だ。
水深1500mから原油を吸い上げる施設で海に浮かんでいるプラットフォーム。
沖合の海流の強い場所(ハリケーンもある!)で自分の位置を自動で調節するのだそう。
トランスオーシャン社という世界最大の沖合掘削請負会社の施設で石油のスーパーメジャーBP
(ブリティッシュ・ペトロリアム)と契約していた。
全て実名。
映画ではBPが経済効率優先でテストをせず、堀削を急がせたことが最大の原因として描かれている。
その結果、損害が上記のポスターに記されている。
古くは「タワーリング・インフェルノ」、タバコ産業の不正を告発した「インサイダー」とか、
最近では政府と製薬会社の癒着を暴いた「ダラス・バイヤーズ・クラブ」など、アメリカには
悲しいかな日本ではあり得ないエンターテインメントになり得る社会派ドラマが生まれている。
ある意味でアメリカの健全さの証明。
トランプ政権になってもこれだけは変わらないで欲しいと思う。
このユナイテッドの事件も同じ構図に思えるのだが…。
マーク・ウォールバーグやカート・ラッセルって現場労働者の役が似合う。
現場で過酷な目に遭うって映画に何本も出てるような記憶がある。
3日連続してジョグ。
日曜日の御前浜は賑やか。
この海はバーニングオーシャンではない。
今年は桜と鯉のインターバルが短い。
走りながらPodcastを聞く。
「サイコパス」の著者 脳科学者の中野信子さんの話。
ラジオを聞いただけで読んでしまった気になる。
歴史上の人物と大企業のCEOにはサイコパス率が高いらしい。
たとえば織田信長。
妹の嫁ぎ先の旦那 浅井長政を討ち、頭蓋骨を盃に酒を飲んだり、
宗教的な権威に畏れを抱かなかったり、新奇なものを抵抗なく受け入れたりして時代を変革する。
そして、本を読んで自分はサイコパスかもしれないと思う人はサイコパスではない、と。
奇しくもダークヒーロー願望( wanna be )が生まれつつあるということ。
現状打破、歴史転換にはサイコパスの存在が不可欠なのでは?
トランプ礼讃する気にはなれないが、ああいうある種のサイコパスが世界を壊して変わるのでは?
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