ぷよねこ減量日記 since 2016

結果が、最初の思惑通りにならなくても、そこで過ごした時間は確実に存在する。そして最後に意味をもつのは、結果ではなく、過ごしてしまった、かけがいのないその時間 である。 (星野道夫)

2017/1/20  蔦屋書店の時間

7時起床、そして我が家にして早めの朝食。

食卓の色彩は濃厚、薩摩芋と胡麻の炊きこみご飯、茶碗蒸し、ほうれん草おひたし、

豚肉と茄子の甘辛炒め、わかめと大根と揚げの入った味噌汁、でした。

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山岳ドキュメント「MERU メルー」の評判がいい。

上映館が少ないのでなかなか行けない。

ステーションシネマの朝10時50分の回に行こうと決めた。


映画『MERU:メルー』特報

 

 

大阪駅のロングエスカレーターでシネマのフロアへ急ぐ。

ところが…!

午前中の上映はない。

すでに2回上映は終わって15時半からの1回上映のみになっていた。

諦めて蔦屋書店へ行く。

午前中の蔦屋書店、これはこれで楽しい時間。

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蔦屋書店のフロアを一周して、ヘッドフォンやセルロイドの眼鏡や

ブルータスのバックナンバーを立ち読みして生島淳&土車大八のコラムを読む。

スターバックスで読みかけの小説のクライマックスを1時間ほどかけて読む。

読み終えても周りに座ってる人の顔ぶれは変わらない。

みんな何時間くらいここで過ごしているのだろう。

 

読了したのは長浦京「リボルバー・リリー」

リボルバー・リリー

リボルバー・リリー

 

 読書マラソンに感想文をアップした。

  VS帝国陸軍1000人――たった二人の六日間戦争。硝煙をまとい、
  絶望と踊る女――小曽根百合。かつて「最も排除すべき日本人」
  と呼ばれた美しき諜報員。
  消えた陸軍資金の鍵を握る少年・細見慎太との出会いが、
  彼女を再び戦場へと還らせる。
  二人を追うのは帝国陸軍の精鋭たち。
  関東大震災後の東京を生き抜く先に、終息の地はあるのか!?
  ノンストップ・アクション巨編!

                (amazon の 紹介文より)

 

ぐおおおおおおおおおおおお!
血が沸騰して、心拍数が上昇、思わず吼えてしまうほど面白い。
読む前、この本のイメージはちょっと違った。
おそらく日中戦争前後の大陸、上海や北京、あるいは台湾あたりを
舞台にした国際スパイ小説だろうと思って読みはじめたが大間違い。
時は大正時代、関東大震災後の帝都東京。
砲煙弾雨に美しく冷酷な百合の花が咲いた。
日本陸軍兵士1000人+懸賞金目当てのやくざ vs 小曽根百合と14歳の少年
江戸を内戦状態にしたあの血なまぐさい処女作「赤刃(せきじん)」と同様、
長浦京は時代を変えて帝都を硝煙と血に染めた。
今年初のサスペンス小説にして2017年ナンバーワン決定だ!
(くらいの面白さ っちゅうこってす)

 

前作同様、つかみ(冒頭)が強烈だ。
一瞬にしてデストピアと化した関東大震災、焼け野原での若い女の出産。
それを手伝う主人公だったがそこに現れたのは人買いのやくざ。
「菩薩を期待すると決まって餓鬼が出る」
ヤクザたちも運が悪い。
小曽根百合、わずか5頁目でリボルバーの引き金を引いた。

 

小曽根百合は誰だ?
読みながら薄倖そうな中村ゆりをキャスティングしていた。
順当なら尾野真千子あたりだろうか。
アクションが必要なら武田梨奈か。
ちょっと違うかな。

 

ひとつ気になったことがある。
あれほど殺戮のかぎりを尽くしたリリーが自分や身内の命を狙おうとする
陸軍兵士ややくざ者を殺さず急所を外して撃つ。
理由に関する記述はない。

 

関東大震災前後の世相について描かれている。
日露戦争、第一次世界大戦への参戦、貴族院政治、シベリア出兵とは?
当時の東京市内、玉ノ井、霞ヶ関、銀座などの描写も見て来たかのよう。
小説家って凄い。

 

MEMO 歩いて肥後橋 わすれな草 チキンカレー 水を使わずトマトとヨーグルト
    酸味のきいた赤いカレー 580円 淀屋橋 ミズノ本店 冷たい雨と風
    メールの写メで西宮の虹 晴れる ナレーション録り 白玉温泉
    4人で大阪城ラン 京橋の家庭料理の店 掘りごたつ席 名前を失念 
 
グランフロントとか、ルクアとか歩いていると1990年代アメリカの西海岸を旅してる気分になる。
あるいはシンガポールの空港とか、ね。
たった20年前なのに、なんだか遠い過去みたいな気がする。
海外のブランドのショップや国際色豊かなレストランが空路はるばると旅しなくてもそこにある。
JRの電車に15分ほど乗ればシンガポールのチャンギ空港みたいな場所がある。
大阪駅だぜ。
遠くまできてしまった、という気分は間違いじゃないんだ。
   

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グランフロントや阪急梅田駅あたりから堂島まで歩くと結構な距離だ。

往復したら疲れる。

ネットの地図で測ると片道1キロくらいだから往復しても2キロちょっとなのに。

疲れるんだよね。

お昼どき、蔦屋書店から堂島を経て肥後橋まで歩く。

途中で駅前ビルを歩くと魅惑のランチメニューに目移りする。

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狙いはここ。

「わすれな草」のランチ。

チキンカレー580円です。

2時前、空いてました。

夜は立ち吞みになるカウンターで立ってカレーライスを食べます。

日本のカレーライスって立ち食いが似合いますよね。

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シャビシャビの赤いカレー、チキンがゴロゴロと入ってます。

トマトとヨーグルトで加水してないルーだそうで酸味が強めのトマトカレーって感じ。

僕はかなり好きなタイプのカレーです。

並でもそこそライスのボリュームがあるので並で十分です。

リピーターになりそう。

黒板の居酒屋メニューを見ながら食べました。

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雨も上がって夜は白玉温泉スタートの大阪城ラン。

シガマツ、A藤、ダーヤマと4人で8キロ半ほどを走りました。

ちょっと不整脈の自覚あり。

自重して少し遅いペースで走る。

3人は森ノ宮の噴水からフリーでペースアップ、しのぎを削ってました。

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ジョググループの新年会@京橋某店、手作り料理のお店です。

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