2016/7/3 泣いてたまるか

梅雨の晴れ間か、すでに梅雨明けか。

晴れて暑い。

足りないのはクマゼミのけたたましい鳴き声のみ。

きょうはあすリート+「ミラクルガール!」のポスプロ編集。

午前中のタイトル編集はタクマにまかせて午前中はテロップ原稿を書いて過ごす。

朝昼兼用めしの前に半時間だけプールへ行く。

夏の朝のプール。

しばらくは日常になりそう。

 

尼崎で乗り換え損ねる。

天満駅からチョコフィルムまで歩く。

日曜日、天神橋商店街は人でごった返す。

尺調整を終えたのは18時過ぎ。

もともと窮屈に詰めこんでいたの、そこからさらに3分近く切った。

ナレーションベースのことはあえて考えなかった。

考えたら切れなかった。

無理やりだった。

5秒ずつしかない細切れの隙間にナレーションを入れるのは難題だろう。

問題を先送りにした。

今回の仕事は4月で移籍したディレクターの素材を受け継いで編集することだった。

事前に素材をすべて見て、インタビューは全て書きおこした。

暇にまかせて時間はかけた。

時間をかければいいというものではないのはわかっている。

時間軸にそっただけの素材は山ほどあっても上手く構成に組みこむのは難問だ。

自分で取材してないから棄てる作業に罪悪感がある。

自分で取材してても棄てるのは難しいか…。

 

やっつけ仕事でうまく行くことも多々ある。

90年代だったか、福岡ユニバのハイライト番組を担当してた頃を思い出す。

毎日、取材してストーリーを組み、その夜に編集、オンエアする。

締め切りの圧が勢いを生みナレーション原稿も自然と沸いてきた。

今日は陸上のライバル物語、今日は体操のルネッサンス物語…。

 

今回、自分は何をやったのか。

企画を手伝い、具体化し、対象を決め、タイトルを決め、人間関係を調整し、穴埋めした。

それでも役に立ったのだろうかという思いが残る。

まだ仕事は終わってないけど…。

 

京橋に戻って調べものを少しする。

そして、“ ひとり焼き肉 ” だ。

朝、トイレで「酒のほそ道」を読んできょうはこれに決めていた。

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京橋の情熱ホルモンへ行く。

チェーン店だから安いのだろうと踏んだ。

カウンター席はなくファミレス仕様の4人がけのボックス席に案内された。

幸い店は空いていた。

「酒ほそ」の指南により3品のみにする。

赤身のヘレロース、塩で食べる鶏肉せせり、店のイチオシ、黒毛和牛のホルモン。

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一枚か二枚ずつ焼く。

焼きたてを一切れずつ味わい酒を吞む。

レア気味で食べ、食べたらもう一枚のせる。

決して黒焦げ肉にはしない。

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ハイボール190円、芋焼酎ロック290円。

切り落としという日替わりメニューを頼む。

何が出てくるかわからない。

げ、これはカルビでは?

脂が…。

でも、旨い。

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「酒ほそ」指南によりホルモンは皿ごと網にのせ、いっきに焼く。

ごはん小盛りに焼きたてをのせる。

韓国のりをちぎってかける。

シメはホルモン丼。

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ひとり焼き肉、お代は3629円。

内訳は肉(ホルモン)を4皿、韓国海苔、ハイボール1、芋焼酎ロック2、ご飯小。

うーむ、決して安くはない。

鰻重で飲むのとそれほど変わらないか。

 

帰宅して「トットてれび」の6話を見る。

中村獅童演じる渥美清とのエピソード。

渥美清は徹底して私生活を見せなかったという。

黒柳徹子に「秘密主義者!」と罵倒される。

かなしきエピソード。

6話まで見ると満島ひかりがもう黒柳徹子にしか見えない。

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「男はつらいよ」の前にテレビで「泣いてたまるか」というドラマシリーズがあった。

主人公は隔週で替わり、渥美清と青島幸男だったと記憶する。

おそらく僕は小学生だった。

渥美清の回が好きだった。

もしかしたら青島幸男も良かったのかもしれないが小学生にはわからなかったのだろう。

主題歌も憶えている。

もう主人公の二人ともこの世にいない。

  
  『泣いてたまるか』主題歌 渥美清

 

思えば、泣いてたまるか、が男の心意気だった。

それが昭和の心だったような気がする。

いまや、泣くことに恥も照れもなくなってしまったような気がする。

涙の価値は暴落した。

 

ダッカでテロ事件が起き日本人が殺された。

1970年代のダッカ日航機ハイジャック事件を思い出した。

その事件とクアラルンプールの事件を合わせて関川夏央の本で読んだばかりだった。

 

夜、部屋の温度が30度を下回らない。

この夏はじめてエアコンをつけた。