ぷよねこ減量日記 since 2016

結果が、最初の思惑通りにならなくても、そこで過ごした時間は確実に存在する。そして最後に意味をもつのは、結果ではなく、過ごしてしまった、かけがいのないその時間 である。 (星野道夫)

2019/8/23 Fri. 演劇「わたしの星」

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ナレーターのばんちゃんに薦められ見に行くことに。演劇を観るのはいつ以来かな?

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自腹で当日券3800円を買う。

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ポスターの彼女はスピカ? 実物はもっと垢抜けてた感じ。

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バスケットボールコートみたいなステージをはさんで雛段形式の客席が対面に。

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夕方から大雨警報が発令、京都も雨だった。

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3月の車いす駅伝中継の打ち上げが駅近のビアホールでありました。

 

「なつぞら」に出演している鳴海唯という女優さんも西宮出身とのこと。

きょうの打ち上げ宴会で西宮出身の人はなぜか関西なのに標準語しゃべると言う話が出る。

僕らみたいに外から流入してきた人ではなく地元の人も標準語だそう。

そういえば村上春樹とか…。

www.youtube.com

このところ西宮出身の有名人が目立つ。

あいみょん、芦田愛菜、鈴木亮平、堤真一、松尾諭、紀平梨香、そしてこの鳴海唯。

ガーデンズとかららぽーとのどっかですれ違ってたかも。

 

2019/8/22 Thu. 弁天町エレジー

朝イチでナレーション収録。

初めての新社屋のMAルームだった。

4階だと聞いていた。

ワンフロアがやたら広いのでうろうろと迷った。

大阪城公園に面した新社屋の眺めは最高だ。

いまはそのことに感動しているけど、こういうのはやがて慣れて感動は薄れる。

60年を生きてきた僕はわかる。

そんなつまらない人間になるために経験をつんだかと思うとかなしい。

順番にこの世から消えていく列に並んでいるのだ。

 

ナレーターのばんちゃんと8階にある食堂へ行ってみた。

素晴らしい!

広くてメニューも豊富で、しかも安い。

キャッシュレスでnanakoカードとICOCAが使える。

食べなかったけど感動した。

なんやねん。

 

ばんちゃんが「わたしの星」に感動したという。

なにそれ?

だからスポーツ関係者は文化的素養に欠けるのだ。

なにそれ?

僕も知らなかったけど…。

ポスターを見たら思い出した。

ドラマだと思っていたけっど演劇だそうな。

へえ、そうなんだ。

一階に下りたらそこにあるホールでやってた。

顔見知りの人が受付にいた。

いつまでやってるんですか?

明日までです。

当日券あります?

だいじょうぶですよ。

あしたの13時が最終公演か。

見てみようかな。

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ドラマか、映画だと思ってた。

 

 環状線と地下鉄を乗り継いで朝潮橋の大阪プールへ行く。

森ノ宮経由ではなくぐるっと大阪周りで弁天町へ。

そこから一駅で朝潮橋、というルート。

7月にこのJOCジュニアオリンピックカップの予選を兼ねた関西ジュニアを見に来た。

きょうは全国大会だ。

 

オリンピックが内定している荒井祭里選手(18)の撮影。

飛び込み競技って実に繊細だと感じた。

ゴルフのスイングやパットに似ている。

いやそれ以上に一点集中だ。

スキーのジャンプに近いのかな。

ちょっとした心や身体の“ゆれ”が何倍も増幅されて演技に表れる。

練習で出来てることを試合で5本、6本と再現することは容易ではない。

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ほぼ一ヶ月ぶりの大阪プール、きょうは朝にナレ録り、夕に飛びこみの取材

 

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試合直前の練習風景 少女が鈴なり?

当日のニュース送りもないので朝潮橋で仕事は終了。

Y田正男氏が警備員として働いているスーパーが近い。

飲む約束をしてたので顔を出す。

 

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せっかく朝潮橋に来たので現地でバレてY田マサオの職場訪問

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終業時間まで30分ほどあるのでスーパー裏手の銭湯「朝日湯」へ

 

弁天町にも新しい店はいっぱいあるけど老舗が落ち着く。

去年の11月にマサオと来た弁天町の大バコ居酒屋「なかもと」へ。

瓶ビール大瓶とハートランド中瓶を二人で、蕎麦焼酎ロックと、冷酒300mlを二人で半分こ。

それだけ飲むともう飲めない。

十分に酔った感覚。

弱くなったなあ。

ま、いいんだけど、肝臓の機能は低下してるんだろうな。

これ以上飲んでも美味しくないし。

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弁天町の「ナカモト」のカウンターで久々の一献、おでん鍋の前で。

 

マサオは「なかもと」を出て二軒目に行こうとして界わいを歩く。

立ち吞み屋もあったがやめとこう。

セブンイレブンで熱いコーヒーにする。

マサオは20%のカップ焼酎を買った。

駅前でちょっと待てと言う。

息子のD介に電話する。

出ない。

もういいよ、と思う。

しつこく別のところに電話して呼び出す。

D介は20歳になったばかりで9月からピアノ修行でイギリスの大学へ行く。

察するにマサオの電話には出たくないんだろうなと意地悪なことを想像する。

本人と少し話す。

ひさしぶり、憶えてる?

はい、コンサートでお会いしましたよね、ありがとうございました。

え? 会ってないよ。

僕は実際には会ってないのだ。それは別の人じゃない?

なんて会話がある。

あんまり飲まさないで下さいよ、という。

そうだね。

でも、ちょっとカチンときた。

その理由はいくつかある。

でも、言わないでおく。

イギリスへ4年間行くという。

もう日本へ帰る気はないという。

いいだろう。

20歳でそう決意するのはありだと思う。

でも、その言葉に棘のようなものを感じてしまう。

あのなあ、と心ですごむ。

おまえのオヤジは酔っ払いのろくでなしかもしれないけどなあ。

いつもは自分が咎めるのにD介の言動にムカついている自分がいた。

息子のために60近くなる今も警備員として毎日働き、

少なからず留学資金として分不相応の借金をしてるのを知っている。

僕も彼と同じ頃、家を出たかった。

両親は高校生の時に離婚していた。

D介の両親の仲は聞くところでは破綻している。

居心地がいいとはいえないだろうし、彼なりに傷ついたことだろう。

でも、だ。

そんな親の稼いだ(借金した)金で留学するのだ。

日本に帰る気はないと言うなら二度と親に頼るなよ。

 

なんでマサオが電話して僕と話をさせたかったのか。

そのちょっと寂しい理由がわかる。

わかるだけに…嫌な気持ちになる。

D介と話なんてしたくなかった。

2019/8/20 Tus. 少ないもので満足を得る

きのう、今日とドライで過ごす。

今月ここまで 9勝11敗、全く飲まなかった日が勝ち星。

20日間でアルコールを少しでも飲んだ日が11日ある。

月始めに決めた目標が20勝11敗だったのでもう飲めない。

ここはすんなり下方修正して16勝15敗と勝ち越しを狙いたい。

それでもあと4日しか飲めないのか。

 

思えば、血糖値が急上昇し危険な状態になった去年の10月後半、

さすがに悔い改めて11月〜1月まで20勝以上で乗り切った。
(断酒の覚悟はなかった)

それでも、危機感からの新鮮なモチベーションはいつまでも続かない。

当然、あの危機状態には二度と戻りたくはない。

思い返せば…あの20勝時代でも十分に楽しめたという記憶がある。

少ないもので満足感を得ることは可能。

これは先細りする将来への備えとしても有効なのだ。

 

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本文とは関係ありません。NikonD40xで撮影した一枚

 

きょうは仕事終わりで帰宅し夜にジムトレへ行く。

京橋の駅まで歩く途中、ちょっと飲みたいなと思った。

飲みたいなと思えるのは健康なのだと喜ぼう。

お酒は我慢してとん亭でカツ丼を食べる。

ご飯を少なめにしてもらう。

何ヶ月かぶりのカツ丼。

脂肪の甘みがゲキテキに旨い。

味噌汁付き580円でこんな旨いものが食べられるのだ。

 

話の順番は逆になったが、朝は運動せずに高校野球の準決勝をラジオで聞いていた。

履正社と明石商業、星陵と中京学院大中京、大阪と兵庫、石川と岐阜。

全国統一も狭い地域で争っている。

明石商業の狭間監督を僕らはその風貌から任侠監督と呼んでいる。

古いタイプの任侠映画に出てきそうだし、職人っぽい。

明石市の街おこしのプロジェクトで市立明石商業の野球部監督を公募して採用された。

街おこしに高校野球を強くする。

私立高校がやってるようなことを公立がやってるのが面白い。

野球が強くなると学校の雰囲気も変わる。

狭間監督曰く「明石商に行くぐらいなら職業訓練校に行ったほうがいい

と言われていた学校に誇りやモチベーションを植え付けた。

今年は春夏ともに全国ベスト4まで勝ち上がる。

 

きょうは湿度が高い。

スチームサウナ状態。

太平洋高気圧と大陸の高気圧がせめぎあってて日本列島の上に前線が横たわる。

秋雨前線ではなく梅雨前線。

なんだかよくわからない夏。

2019/8/19 Mon. 立ち往生すること

脚本家の山田太一さんのエッセイで読んだ一節を思い出す。

7年前の日記、僕は55歳だった。

山田太一の「六十代」というエッセイはこんな書き出しで始まる。


年齢が、面白い。
当たり前だが、三十代は三十代になれないと体験できない。
よくも悪くも二十代には想像もしなかったことを実感する。発見する。
四十代にも、五十代にも、その歳になってはじめて自分のものになる思考、発見、経験、感慨がある。


このあと、高橋新吉の「無意味」という詩に触れて短いながら読み応えがあり面白かった。
山田太一はすでに70代後半だがかなり前に書かれたエッセイらしく60代についてこう書かれている。


六十代に入って私は何度か町なかで立往生することがあった。
突然、ズシリと重い疲労に襲われる。歩けなくなる。


山田氏は街を歩きながら考えごとをしたりコーヒー店に入ったりするのが常だった。
五十代にもやってきた習慣だったのだが…。


実は今年55になった僕も兆候がある。
梅田や三宮あたりで街歩きをして、ある一定の時間ずっと立ったままでいると突然足が重くなる。
幸い立往生とまではいかないが、どこかに坐りたくなるのだ。
以前にはなかったこと。
(山歩きでは身体がそれなりの覚悟をしているのがそういうことはないが)
町なかで立往生した山田太一氏の話は他人事ではない。
あと5年で僕も六十代、あっという間にやってくるに違いないのだ。

 

町なかで立ち往生することは62歳の今もときどきある。

いかにも老人らしい症状だ。

止まっているのは自分だけで周りの人々は高速で移動している感じ。

取り残されている感覚。

でも、それは55歳のときと同じくらいの頻度かもしれない。

用心深くなっているせいだと思う。

無理はしない。

疲れるまで動くことにはしない。

50代はまだ自分は出来ると無理をしてしまってたのだ。

だからズシリとした疲労感。

60代になってギアの入れどころの要領がわかってきた。

決してうまくマネージメントが出来てるわけではないが概ねは。

 

それはそうとして…疲労感とは違う立ち往生がある。

 

何かをしよう、とは思っているのだが何も手をつけないまま数分、数十分が過ぎている。

あれ? オレ5分くらい何にもしてないな。

やるべきことはいくつかあってどれを優先しようかという判断ができないまま時間が過ぎる。

そんな感じだ。

いま町なかで立ち往生するのもそれと同じかもしれない。

どこかへ行こう。

行くべき場所は複数ある。

それをいい具合に順に並べることが即断できずに立ち止まっている。

 

脳のスペックが落ちてる?

思えば…若いときの僕ってその手の状況分析、判断、実行という作業がすばやく出来たのか?

そう問われたら、ノーだろう。

決して優秀じゃなかった。

スペックはそれほど変わらないのだ。

ただ脳内にもう使わないゴミファイルが溜まってて動きが悪くなってるに過ぎない。

なにか気晴らしになることでクリーンナップすればいい。

生きる知恵だ。

せめてそれくらいは進化している。

数分くらいの立ち往生は仕方ない。

 

若い頃もあった現象も加齢のせいに落としこんでため息をつく。

そんなときには「若いときだってたいしたことなかったよ」と納得させる。

かなしいけれど。

 

動けなく立ち往生したと自覚した時には…落ちこまずに…、

1. 若いときも同じだったと焦らず、

2. いったん何かの気晴らしをするか、昼寝をして、

3. 複数のタスクを書き出し、縦に並ばせて、

4. かんたんなことからひとつだけやり。

5. 出来ないことはタスクから外して、やりましょう。

 

いまなら…WEB記事を書くことと終活「断捨離」のことと遊び。

なーんだ、悩むほどのことじゃないな。

 

もうひとつ、きょうは自分の日じゃないなと思うことについて。

MLBの選手とかが何をやってもうまくいかない試合とかがあって、

「not my day (きょうは俺の日じゃない)」と思い、明日以降に切り替えるように、

出だしで躓くと捨てゲームみたいになる日がある。

というか、結構ある。

2日にいっぺんくらい?(笑)

そんなときは糸井重里さんの言葉を思い出す。

「出来ることの少ない日は、少なくなにかをする」

日記を振り返るとこの言葉でまとめている一日がなんと多いことか。

少なくなにかをする の検索結果 - ぷよねこ減量日記 new / since 2016

捨てゲームもまあ悪くないかと思う。

思うけど残り時間を考えるとうかうかしてはいられない。

 

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例年よりちょっと早く筋子が売れていたという。純米大吟醸で漬けた。

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食卓に親子を並べる。

太平洋と大陸の高気圧がせめぎ合い、日本列島は気圧の谷になる。

雲の多い一週間になるとの予報。

理想の夏2019を掲げてきたけどそんなにうまくはいかない。

体重も高止まり。

ジムトレもきょうで3日目。

ただ体調はそれほど悪くない。

エアコン頼みだけれど。

 

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3日前に作ってもらったエビの夏カレーを今回はチキンで。

ジムトレのあと、カレーライスを食べ、Qさまを見る。

福井のナイター陸上の動画をWEBにアップする。

あっという間に1時近くになる。

きょうはほぼ少なく何かをする日でした。