ぷよねこ減量日記 since 2016

結果が、最初の思惑通りにならなくても、そこで過ごした時間は確実に存在する。そして最後に意味をもつのは、結果ではなく、過ごしてしまった、かけがいのないその時間 である。 (星野道夫)

2017/7/29 夏を恨んだりしない…けど

夏になると朝型生活に憧れる。

5時、少なくとも6時にはデスクに坐っている。

この時間にあえて運動はせず集中を要する作業をやる。

昼食を含めて午後2時か3時にはやるべきことをすべて済ませる。

3時で閉店ガラガラ。

あとは昼寝をしてもいいし、映画を見るのも、図書館で本を読むのもいい。

理想だ。

でも、たいてい寝てしまうだろうな。

それでも夕方に起きて、エアコンの効いたスポーツクラブで運動できたらなお良い。

問題はそこまで体力が残ってるかどうかだ。

憧れるけど毎夏のように出来ないまま。

お盆明けあたりから山登りの仕事オフ期間をキープしてある。

問題はその時点で体力気力があるかどうか。

年寄りは何ごともうまく進まないのだ。

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池澤夏樹が紹介して、自らのエッセイの題名にしていた詩がある。

  

  またやって来たからといって
  春を恨んだりはしない
  例年のように自分の義務を
  果たしているからといって
  春を責めたりはしない
  わかっている わたしがいくら悲しくても
  そのせいで緑の萌えるのが止まったりはしないと

 

        ヴィスワヴァ・シンボルスカの『終わりと始まり』

 夏を恨んだりしないが、今年の夏は少しばかり出来が悪い。

 

朝から局へ出てエアコンの効いた人気のないフロアで明日の編集準備をする。

高校野球の大阪大会は準決勝、第1試合は公立の星 大冠が上宮を下した。

注目の第2試合は春の甲子園決勝のカード、大阪桐蔭と履正社。

ここ10年くらいの黄金カード。

撃ちあいになり大阪桐蔭が履正社を破る。

安田君の夏が終わる。

「あすリート」で放送し、バイト仕事で囲みインタビューをした。

清宮と同じく人格者の雰囲気が漂い自分より年上に思えた。(笑)

 

遅めの昼飯はツイン21のココ壱カレー。

8時過ぎに仕事を強制終了して京橋で立ち吞み。

 

2017/7/28 愛しのダイアン・レイン

最近気づいたこと。

午前中にプールへ行く。

頑張るわけでもなく半時間くらい水の中を歩く。

気持ちいい。

すると…昼ごはんを食べるとすでにぐったり疲れている。

ちょっと前は街で小一時間を過ごすなんて何の負担にも思わなかった。

最近は暑さのせいもあるが立ち尽くしてしまうことがある。

 

「ボンジュール、アン」を最終日にようやく捕まえた。

1979年、「リトル・ロマンス」「ストリート・オブ・ファイアー」で十代の彼女に出会い、

次にスクリーンで彼女を見たのは「ジャック」のお母さん役、29歳か30歳のころ。

「パーフェクトストーム」の漁師町の女を演じた時はすでに30代半ばだったろうか。

「最後の初恋」は40代半ば、そして「ボンジュール、アン」で50代の彼女を観た。

ストーリーに関係なくずっとスクリーンを見ていた。

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ダイアン・レインがいいなと思ったのは「ジャック」のお母さん役だった。

十代の頃は(もちろん可愛いけど)いいなと思った記憶はない。

次に見たのが「パーフェクトストーム」の漁師町に住むマーク・ウォルバーグの元カノの彼女。

サバサバしたいい女になってた。

そして「最後の初恋」と「ボンジュール、アン」

年を重ねて魅力を増す女優は稀有だ。

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ダイアン・レインについて2010年にも何度か書いている。

JRで大阪へ出る。

夕刻もスチームサウナの関西地方だ。

映画で美味しそうなワインを飲むシーンを見たのでワインが飲みたくなる。

低所得者、しかも一人なので行く先は「サイゼリア」となる。

ランブルスコ・セッコ、イタリアの発泡ワインをボトルで飲み半分は持ち帰る。

その対応ときたら…言うまい。

使用期限が迫っている商品券があるのでモンベルでヒロのTシャツを買う。

ヒュミってる(湿度の高い)夜を泳ぐように帰宅。

amazonで「闇金ウシジマくん2」を見てしまう。

このシリーズ、あとはファイナルだけ。

2017/7/27 だましだまし

だましだまし仕事をしている。

だましだましとは不具合を抱えながら真っ正面から向き合わず、

なかったふりをして生きる初老過ぎての処世術。

と書いて、待てよと思う。

若い頃からからそうだったかも…。

だましだましで40年、だましだましのベテランだ。

 

朝9時から出勤。

クマゼミが爆音で鳴く。

気圧され、身がすくむような音圧。

蝉の声で百日紅の花がいっそう紅くなったような気がする。

膨張する原色の紅花。

 

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琵琶湖線の架線トラブルでJRが乱れていた。

ナレーションの時間に少し遅れる。

終了後、A木とさくらフィフティーン(女子15人制ラグビー日本代表)合宿の取材に出る。

白浜の手前、上富田にあるスポーツ施設。

以前、なでしこジャパンの合宿があった場所だと記憶する。

メディアは僕らだけでした。

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取材対象は彼女 大けがから復帰したスタンドオフ福島わさな選手。

15人制でも司令塔、攻撃と守備を統率してます。

セブンスより選択肢とやる仕事が多くて大変だとか。

見事なタッチキックを蹴ってました。

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15人制と7人制の選手の混成チーム。

なかなか迫力がありました。

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ヘッドコーチがどの人かわからず聞きながら撮影する。

湿度は高いが時折海からの風もあって曇り空なのでなんとか耐えられる。

 

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1時間半の練習後、わさな選手にインタビューして終了。

こうして見るとキングも老けたな。

こやつも、だましだまし、やね。

他のメディアがいない独占状態は気持ちよく取材できる。

互いに牽制しなくていいしね。

ダブリンでの女子15人制ワールドカップ初戦は8/10のフランス戦。

「ワクワクしかないです!」とのこと。

楽しみになる。

世界水泳、世界陸上、夏の甲子園、世界柔道に加え、この夏はラグビー女子ワールドカップも。

 

帰路、何度も豪雨に遭いながら7時過ぎに戻る。

キングのオススメで玉造の「極楽うどん」で極太麺カレーうどんを食べる。

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食べ終えて玉造駅のホーム。

急激に湿度が上がってきた。

スチームサウナの中にいるような。

うすい水の中を歩いているような感覚。

ぐったりする。

西宮は雨。

かまわず帽子を被って自転車またがる。

途中、土砂降りになる。

一日に何度も天気が変わる。

梅雨は明けたのか?

そもそも日本の夏ってこんなんだっけ?

2017/7/26 名古屋めし

ホテルの部屋、エアコンをつけたり切ったりでうまく眠れなかった。

6時に起きてシャワー、駅前で通勤風景を撮影する。

いまにも雨が降りそう、いや、撮影時には降り始めていた。

ホテルに戻って隣接の「松の屋」で豚汁定食、隣の白人女性は朝からトンカツ。

部屋に戻りしばし身体を休める。

還暦カメラマンはかくのごとし。

だましだまし生きていく。

10時ギリギリにチェックアウト

時間調整でネットカフェで時間をつぶす。

高校野球の愛知県大会準々決勝の中継を見る。

岡崎市営球場の至学館と豊橋中央、どちらも僕らのころにはなかった高校。

選抜出場の至学館が敗れる。

豊橋中央の校歌が流れる。

♬ あなたに伝えたい そよぐ緑の風 

  ときめく瞳 輝きつづけて 豊橋中央高校 マイハート

なんだかなあ。

エスカは名古屋めしのワンダーランド。

矢場とんにはすでに行列が出来ている。

味噌カツ、きしめん、手羽先、ひつまぶし、味噌煮こみ、鉄板イタリアン。

管理栄養士が見たら卒倒しそうなメニューの数々。

目玉焼きふたつ乗ったあんかけスパゲッティを食べて新幹線に乗る。

局に戻って編集チェック、預かった資料の取りこみなどなど。

名古屋めしで刺激されたのかやたらカレーが食べたくなる。

堂島の「渡邊カリー」へ行く。

以前、昼間に行って並んでて諦めたが夕方はカウンターに座れた。

タクマおすすめのスパイストンカツカレーを食べる。

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帰宅、きょうはエアコンなしで過ごせそう。

空気が時間ごとに入れ替わる感覚。

日本の夏ってこんなんだったっけ?

「闇金ウシジマくん」をamazonで観る。

林遣都がイベントサークルの主催者でやがて地獄を見ることになる。

僕が二十代のころ、周りにこんな奴が何人もいて、僕はひどく嫌悪してたことを思い出す。

 

2017/7/25 あのころ味噌煮こみうどんは…

梅雨に戻ったような日。

雨は降ってないが湿度が高い。

土用 丑の日だと気がついたのは冷凍庫から鰻の蒲焼きが出されて自然解凍されていたから。

北陸や東北はまだ梅雨が明けてない。

豪雨が襲っている。

 

刈谷の母からお中元にもらった鰻の蒲焼き一尾を一人で食べる。

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僕は鰻、ヒロはホッケの干物。

ほとんど好き嫌いのない彼女が唯一苦手なのが鰻なのだ。

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六甲がスチームミストに煙っている。

気象庁は絶対に言わないがきっと梅雨は明けてないのだ。

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出社してデジカムの準備、タクマの編集相談、などなど。

4時半過ぎに名古屋へ向かう。

約束の時間より少し早めに到着して山本屋でひとり味噌煮込みうどん。

味噌煮込みうどん食べるのなんて何年ぶりだろう?

浪人生の頃はこれ食べるのご馳走だったなあ。

当時はいくらだったか忘れたけど今一杯1200円だもんな。

食べて感じたこと。

昔はもっと熱々だったような。

観光客用にマイルドになってるのだろうか?

過ぎ去った日々のことはいつだって眩しく、印象派強いものだ。

ランズデールの「ダークライン」の一節を思い出す。 

 

   歳をとるにつれて…

   いや、正直に言えばまだ50代後半なのでたいした歳でもないのだが、

   それでも過去の方が、現在よりも大切に感じられるようになった。

   決していいことではないのかもしれないが、それは事実だった。  

   あのころ、物事にはずっと張りつめた空気があった。

   日射しはずっと暖かかった。風は冷たく、犬はずっと賢かった。

 そう、あのころ、日射しはずっと暖かかった。

風は冷たく、犬はずっと賢く、味噌煮込みうどんは地獄のように熱々だった。

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駅前、河合塾の近くにある名鉄インに投宿、約束の時間までしばし休む。

8時前、湿度80%くらいに感じる中、亀島駅まで歩く。

部屋での素振り、駐車場での素振りを撮影、写真、資料を預かる。